嘘をつく君に熱い口づけを (ページ18)

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『あっくん！お待たせ！』

桐山｢お！ともちゃんしげ！こっちやで！｣

店の前にはガウチョパンツにハットを被ったあっくん

お洒落さんやなっていつも思う

私も服好きやから何回か買い物に連れていってもらったこともある

と、その前に

あっくんの隣に立っている細身の長身の方

桐山｢あ、こいつ濱田崇裕

俺の同期で経済学部やねん！｣

濱田｢初めまして

照史から色々聞いてます｣

重岡｢濱田やったら濱ちゃんやな！

俺、重岡大毅！理学部！｣

『神山智子です

文学部です

よろしくお願いします』

桐山｢ここで立ち話するより飲みながら話そうや！｣

店に入りあっくんと濱ちゃんはビールでしげは炭酸飲料、私はウーロン茶で乾杯した

自分たちの席で揚げるらしく私はニコニコしながら串カツを揚げていった

『はい、濱ちゃんの分

さっきから全然食べる暇ないやろ？

今のうちに食べてな』

濱田｢あ、ありがとう…！｣

桐山｢ん？あれ？あ！濱ちゃん顔真っ赤やん！

さてはともちゃんに惚れたんか｣

濱田｢ちょ、照史っ！｣

真赤になる濱ちゃん

からかいながらも目が笑っていないあっくん

完ぺきな作り笑いのしげ

三人のことを私は見逃さなかった