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帰りも流星の自転車の後ろに乗せてもらって
きっちり家の前まで送ってくれた
『流星ありがとう』
「おん、
てか、家に重岡居るん?」
『あぁ…しげなら知らんよ?
追い出してんもん』
ふっと微笑むと流星はびっくりしていた
私、いつも可愛く笑ってるわけじゃないんやで?
『最初は家の前で居ったけど無視してたらどっか行ったわ
やから、今は一人やで』
「そうなんか
てか、ずっと気になっとったんやけど智子ってご両親は?」
『ん?私のこと虐待して中学卒業した時に捕まったんよ
そこからしげが一緒にいたるってそれで二人暮ししとったわけやねん』
「…ごめん…辛かったやろ
俺は絶対智子のこと裏切らへんから大切にするから」
『してもらわんと速攻で別れるで』
ぎゅっと抱きしめてくれる流星を抱きしめ返して私もそう言った
帰る流星を見えなくなるまで見送って
私も家に入った
『ただいまぁ…って誰も居らへんか』
?「おかえりー」
ベランダから聞こえてきた知っている声
風になびくカーテンを手で抑えて部屋に入ってきた
…女たらし、小瀧望
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コピ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2018年3月20日 16時) (レス) id: e460f8d550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちい | 作成日時:2018年3月11日 22時