5 ページ41
神宮寺side
何が起こってるんだ…
興奮状態の廉とそれを押さえる岸くん、そして…
自分の体を抱きしめながら震える紫耀。
なんとかしないと…
神「とりあえず……２人とも黙ってて」
岸「え？」
今は冷静になるべきだと思った。
神「紫耀、、平(びくっ…！)…あっ、平野さん？怖がらせてごめんね。俺たちは決して敵なんかじゃなくて、平野さんのお友達なんだ」
平「…おとも…だち…？」
神「そう、お友達。だからそんな怯えなくて大丈夫。何もしない。それよりも、今体も服も濡れて気持ち悪いでしょ？寒いんじゃない？」
平「…(コク)」
神「だよね」
さっきから体が震えているのには気がついていた。
怖いからっていうのもあるだろうけど、体が冷えてっていうのもあると思う。
神「俺らの家に来て体温めない？じゃないと風邪ひいちゃうし、お風呂も入りたいでしょ？」
平「…」
そう優しく諭すと、少し俯いてから小さく頷いてくれた。
神「よかった、家すぐそこだから。お腹もすいたでしょ」
平「お腹は…すいてない…」
神「そっか」
何か食べたのかな。
でも家に誘うのにはなんとか成功。
あとはここからだな。
岸「えっと…じゃあ…行こっか」
永「…おう」
紫耀と一緒に雨の中を歩きはじめた。
とりあえず海人と玄樹にはメールをして軽く説明しておいた。
じゃないとびっくりしてパニックになっちゃうし。
神「ここだよ。見覚え無い？」
平(フルフル)
神「…そっか」
本当に記憶喪失なんだ。
ガチャ
岩「あっ、、みんな…、しょお…」
高「…しょお？」
平(びくっ…)
神「大丈夫。２人も友達だからね。それよりお風呂先に入ろっか」
岩「あっ、お風呂はこっち！」
不安気に瞳を揺らす紫耀を、玄樹が風呂場へと連れて行った。
高「……じん、、しょおっ、、なんで…」
神「俺らも訳まではわからないんだ…なんでこうなったのか」
永「しょおに一体…なにがあってん…」
どうにかして突き止めるしか無いよな。
神「岸くん、玄樹の手伝いお願いしていい？」
岸「あっわかった」
放心状態の海人と、かなりショックを受けている廉をいま行かせるのは危険だろう。
岩「あがったよー」
平「ありがとうございました」
岸「しょう、あっ、平野さん？敬語やめようよ、俺ら友達なんだし」
平「えっでも…」
神「だから俺らもしょうって呼んでいいかな？」
平「…あっ、はい…」
さてと、あとは記憶喪失の原因か…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントいただきありがとうございます！2話だけ余ったのでちびっこ紫耀で埋めてみました笑 今回はちびっこ紫耀ちゃんを取られて拗ねちゃう海人さんを主人公にしてみました！楽しんでいただけてよかったです！次の章でも応援よろしくお願いします。 (2022年5月16日 19時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» ちびっこ紫耀の話、見ました。紫耀くんはめっちゃ廉くんに懐いてますね。車のおもちゃで遊ぶ紫耀くんの姿はとても可愛かったです。廉くんに嫉妬しちゃう海人くんは何か見てて微笑ましかったです。ちび紫耀の話は最高です。38章お疲れ様でした。39章目も頑張って下さい。 (2022年5月16日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - masumiさん» masumiさん、コメントありがとうございます！ちびっこ紫耀ちゃんを気に入っていただける方は多いみたいなので、ちょこちょこ登場させられたらいいなーと思ってます(*^◯^*)次の章でもよろしくお願いします(*´꒳`*) (2022年5月16日 9時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
masumi(プロフ) - ちびっこ紫耀くんにほっこりします(*^-^*)ありがとうございます。またちびっこ紫耀くんお願いします!!!!!! (2022年5月16日 0時) (レス) @page50 id: 773d2c854b (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みらいさん» みらいさん、今少し編集して最後変えました！早速感想いただきありがとうございます！なかなか難しく途中から迷走してました笑 次はもっと頑張ります(*´∀｀*) (2022年5月13日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2022年3月20日 22時
