�た寡埖� ページ27
高橋side
神「それでさ、ここは…」
高「じゃあこっちの方がよくない？」
岩「んー、それもいいんだけど、」
今度のライブ構成の打ち合わせ。
スタジオ内にある椅子に座り、仮の構成表を見ながら話してる。
みんなで意見を出し合って、たまにはぶつかったりする事もあるけど、その化学反応でさらにいいアイディアが出ることある。
グループってそういうところも大事だよね。
岸「ここで盛り上げたいよなー！」
永「MCがここにあって、んー、こっちの方がええかな？どう思うしょお……しょお？」
ん？
そういえば紫耀の声がしない気がする。
高「しょお？」
平「……」
？
５人で顔を見合わせ首を傾げた。
寝てる…わけではない。
だって目が開いてるし。
視線だって構成表の方を向いてる。
けど、、なにかが…おかしい。
永「しょお、どしたん？」
平「……え？」
廉が体を揺すると、ようやく気がついたようにこちらに顔を向けた。
神「しょう、どしたんだよ。ボーッとして」
平「え、、してないけど…」
岩「してたって。今ずっとれんが呼んでたよ？」
平「ぁっ、そうだったんだ。ごめん」
永「いや、ええんやけど…」
力のない表情。
光の消えたような瞳。
目の下の隈に、色の悪い唇。
顔も少し青白いし、これは相当きてるな。
高「しょお、少し休んでる？」
平「ううん、なんでもない、ごめん。大丈夫」
高「で、でも…」
みんなが心配していることにも気がついてない。
表情を変えることなく、また構成表に視線を戻してしまった。
永「しばらく様子見るか」
神「そうだね」
耳打ちしあって、少し様子を観察しようってことでまとまった。
それからも打ち合わせは続いたけど、紫耀は相変わらず一言も発さないし、多分ボーッとしたまま俺らの声も耳に入ってないと思う。
高「しょお、聞いてる？」
平「……ごめん、ちょっとトイレ…」
徐に立ち上がり楽屋を出て行った。
岸「変だよな」
岩「おかしすぎるよ」
永「かなりきてるやつやろあれ」
神「倒れないといいけど」
高「ほんとは休ませた方がいいよね？」
永「まぁそうなんやけど」
紫耀は人から疲れてる？とか聞かれるのを嫌う。
だからここで無理に休ませようとしても意地張っちゃうのがわかってるから、みんな何も言わない。
本人が休むって言ってくれたらいいんだけど、まぁないよな。
紫耀がトイレから戻ってくるのを待ち、また打ち合わせを続けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 230人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - みらいさん» よくわかりました！承知いたしましたありがとうございます(*^o^*)お話考えてみますね！ (2021年12月12日 23時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - はい！そんな感じに合ってます (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 晴はるさん、ダメですか? (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みらいさん» みらいさん、いつもリクエストありがとうございます！確認なんですが、紫耀くんが紫耀くんのファンに誘拐されて暴行を受け、廉さんが心配して助けに行く、さらに紫耀くんを助けた廉さんも暴行を受け、病院に搬送されて海人さんが泣く…ってことであってますかね？ (2021年12月12日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 紫耀くんは助けてましたが廉くんも含め誘拐し暴力してしまいますそして朝になってしまい心配する海人くん···マネージャーさんに電話をして病院に向かいいますそれで、２人がベッドに意識を失い、海人が泣いてしまうっていうものを見たいです！ (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2021年10月27日 0時
