俺らが紫耀を守るから21

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岸side

やばいやばいッッ！！



平「んぅっ…ゔぅ…」

岸「しょしょしょっ！待って待って！まだ耐えてっ！！」



慌ててトイレに駆け込んで紫耀を下ろす。



岸「ごめんいいよ！」

平「おぇえっ…ごほっゲホゲホッ…」

岸「我慢させてごめんな。落ち着くまで出しちゃおうね」



背中をさすって落ち着くのを待った。

こりゃあ熱上がってんな。
おまけに吐き気まで…かわいそうに。



平「うぇっ…ぇ…はぁ、、はぁ…」

岸「どう？」

平(フラ…)

岸「うおっと！頑張ったな。口ゆすいで戻ろう」



後ろに倒れこんできた紫耀を抱いて、背中をさすりながらみんなのところに戻ったら、玄樹と海人だけ。



岸「れんたちは？」

岩「今診察中。しょおはどんな感じ？」

岸「いやぁ、、危機一髪だったよ…。吐き気は治まったみたい」



隣に腰掛け、紫耀は横にさせて膝枕した。



岩「次どっち行く？」

岸「海人でいいよ。俺、しょうのこと見とくから」

岩「わかった」



その時ちょうどれん達が出てきて、玄樹が海人を連れて中に入って行った。




岸「おつかれ。どうだった？」

永「やっぱ胃腸炎みたい。下痢だけやからまだマシな方らしいけど。しょおは大丈夫やった？」

岸「さっきトイレで吐いて、今は落ち着いた」

永「しょおが症状的には一番やな」

岸「そうだな」



やっぱ胃腸炎か…

３人ともそうだろうな。



神は廉にもたれかかったままぐったり。


そのあと出てきた海人も、玄樹に膝枕してもらってぐったりしてる。




岸「しょう行こうね」

平「ぅ…」



紫耀はもう歩く力もないみたいだから、俺が抱えて診察室に入った。








医「症状はどうですか？」

岸「下痢から始まって、発熱、あと吐き気。さっき病院着いてからもトイレで戻しました」

医「うーん…ちょっと見てみますねー」



紫耀は、俺が隣に座って支えてるからなんとか座れてる状態。

離したら多分そのまま床にバタン、だと思う。




医「やっぱり胃腸炎ですね。平野さんが一番酷いかもしれません。脱水を起こしてるので点滴しましょう」

岸「えっ、点てっ……わかりました」



他の２人は診察だけだったのに。
紫耀、そんな酷かったんだ。




紫耀が点滴して眠ってる間、廉たちに点滴することになったって伝えて先に帰ってもらった。
１時間かかるらしいから。

神と海人を早く寝かせてあげたいしな。






岸「っしょ。はぁ…しんどいなぁ、しょう」



椅子に腰掛け、そっと頭を撫でた。

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