俺らが紫耀を守るから21

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永瀬side

コンコン


永「海人、入んで」



とりあえず海人を起こして、俺ら４人で紫耀と神を連れて行こう。






ガチャ

永「海人、起きて。病院行くことなったから」

高「ぅっ、、れ、ん…」

永「えっ？どしたん？」

高「お、なか…痛い…」

永「えっ！…うそやろっ！」



まさかの海人も腹痛。



しゃがんで顔を覗き込むと、一人で耐えてたんか汗でびっしょり。



永「腹痛だけ？吐き気は？」

高(フルフル…)

永「トイレ行くか？」

高「ん…」



海人を抱き上げてトイレまで運ぶ。






永「ここにおるから、終わったら開けてな」

高「わかった…」

パタン




永「まじかいな…」



まさか海人まで…

３人目やん。



永「やばいなこれ…」



とりあえず病院や。






ガチャ

高「終わった…」

永「海人、ちょっとソファで寝よう。病院行くからそこで待ってて」

高「うん…」



また部屋連れてったら大変やし、リビングのソファに横にさせて急いで二階に戻った。







永「優太、やばいわ…。海人も胃腸炎かもしれへん」

岸「えっ、ぇぇええっ！！」

永「とりあえず病院行こう。しょお連れて下行っといて。海人リビングにおるから」

岸「わかった」



そのまま神の部屋に行き、玄樹にもこのことを話して、俺が神を抱えて下に降りた。




岸「俺がしょうを担ぐよ」

永「俺はじんを背負うわ。玄樹、海人担げるか？」

岩「俺も男だもん！任せて！」



タクシー２台呼んで家の前につけ、それぞれの保険証を持って夜間救急に向かった。









看「こちらでお待ちください。熱を測っておいていただけますか」

永「わかりました」



夜間やからか患者は俺らだけ。

椅子に座り、それぞれの体温を測りながら待つ。




平「…はぁ…ぅっ、ゔッ…」

岸「えっ！しょう？！」

永「どした？」

岸「気持ち悪い？」

平(コクコク)

岸「ごめんっ、しょうをトイレに連れて行ってくる！」

永「頼んだ」



優太は口を押さえてる紫耀を抱き上げると、慌ててトイレに運んでいった。




永「じん、大丈夫か？」

神「…うん…ごめん…」

永「謝らんでええからな」

岩「海人、気持ち悪くない？」

高「うん…ちょっと…寒い…」

岩「寒いね。俺の上着着ときな」

高「ありがと…」



２人は今のところ落ち着いてる。



看「どうぞ、お一人ずつお入りください」

永「じゃあ先にじんから連れて行くわ」

岩「うん、よろしくね」



神を支えながら診察室へ入った。

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