俺らが紫耀を守るから21

ちびっこ紫耀４ ページ46

岸side

平「はやくはやくっ！」

ス「こんにちはー！あっ、ぼく待って」

平「ほぇ？」



アトラクションの入り口でお姉さんに呼び止められた。


まずい…

まさかっ、平野紫耀ってバレたんじゃ…





岸「あっ、えと…」

ス「ぼく、これ乗りたいのかな？」

平「うん！そうだよ！」

神「何かあったんですか？」

ス「こちらで身長を測っていただけますか？」




へ？身長？



お姉さんが指差したのは身長を図るためのボード。




高「あっ、身長制限…」

神「しょう？ここ乗って」




紫耀がそこに乗ると…


んーー…ちょっと足りねぇ…




ス「ごめんなさい。身長が届いてない方はご利用いただけません」

平「ぼくとどいてるよ？ほらっ！」




紫耀くん、ボードの上でピョンピョン跳ねてもダメなんだよ。



ス「ごめんね。もう少し大きくなってから来てね」

岩「しょお、仕方ないよ」

平「だって、、とどいてるもんっ！のるの！」

神「しょうダメなの。今は届いてないから」

平「だって、、だってぇ…」



相当乗りたかったんだろう。
ポロポロと涙を流し始めてしまった。



岸「しょうおいで」

平「ふぇぇ…」



ギュッと抱きしめて背中をトントンと叩き、そのまま抱っこした。


しばらく園内を歩いてみるけど、、なかなか泣きやまない。

乗りたかったんだよな。




平「んっ…ひっく、、」

岩「しょお、もう泣き止んで？別の乗ろ？」

高「泣いてたらもったいないよ？」

平「ぐすっ…うん、、も、だいじょぶ…」



俺の腕の中で、真っ赤なお目目でニコッと笑う紫耀が可愛くて、たまらずギュウッと抱きしめた。



平「んぅっ、きしくっ…くるしいよぉ…」

岸「あっごめんごめん！じゃあどこ行こっか？」



紫耀が楽しめそうなところってことで、キャラクターと写真を撮れるお家に行くことにした。



うわぁ…ミッキーはさすが列が長ぇっ！




平「みっきー！」

岩「じゃあ並ぼうね」



結構待ったけど、無事ミッキーと写真撮影。


これは引き伸ばして家に飾るしかねぇな！





平「きしくん、おなかすいたー」

岸「えっ！お腹すいた？！」

平「ぽっぷこーんたべたい！」



なぜみんながいる中俺に言ってくるんだ…


でっ、でも紫耀が俺にっ！言ってくれたんだ！
よしっ、買ってやろう！



岸「おっしゃ！何味がいい？」

平「きゃらめる！」



買ってやると、キャラクターの入れ物に大喜び。


可愛いからなんでも買ってしまう。
今日の出費やべぇな。

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