俺らが紫耀を守るから21

ちびっこ紫耀２ ページ44

高橋side

高「じゃあなれん」

岩「がんばって」

神「おそくなってだいじょーぶだよ」

岸「どんまい」

永「その棒読み感やめろ」

平「れんばいばいっ！」

永「しょお、楽しんでおいで」




やっと行ったか。

みんなでとりあえず形だけのお見送りを済ませ、さぁっ！夢の国へ行く準備だぁぁあっ！！




平「はやくっ！はやくいこっ！」

岩「しょお？パジャマで行くの？可愛いお洋服に着替えなきゃ」

平「えっ…」



玄樹くんはウキウキしながら紫耀を抱えて２階に上がって行った。



紫耀が小さくなって数日経ってから、ネット通販で子供服を大量買いしたんだよね。
おパンツもないと困るでしょ？
まぁ服はほぼほぼ玄樹くんチョイス。


これからファッションショーが始まるな。
紫耀、がんばれ。





神「俺らも準備しなきゃ。って言っても着替えるくらいか」

岸「俺はもうバッチしだぞ！リュックにはお菓子も詰めたしな！」

高「ちょっとなにこれ？！こんなのいらないから！向こうで買えばいいし！」

岸「おまっ…！！夢の国で売ってるお菓子は高いんだぞっ！！」




夢がないなー。

相変わらずケチケチ志向の岸くんに呆れつつ、リュックを剥ぎ取って部屋に隠してやった。

今日くらい夢を見ようじゃないか。





俺らの準備は済み、あとは紫耀たちだけ。






岩「お、ま、た、せ〜〜！」

高「しょおかわいいっ！！」

岩「でしょでしょー！」




現れたのは小さなくまのプー。

ほら、子どもがよく着てるつなぎになってるやつ！




平「はずかしぃ…」

神「しょう、すっごいかわいいよ」

平「ほんと…？」

神「ああ。世界中の誰よりも似合ってる」




さすが国彼。
子どもにまでそんな甘いセリフを。




岸「はやく行かないと混んじゃうぞ？」

平「あっ、いくいく！はやくいこっ！」

神「はは、じゃあ出発するか」




今日は神の運転で夢の国まで向かう。



車内ではウキウキのくまのプ……じゃなくて、紫耀ちゃんが◯ッキーマウスマーチを歌ってご機嫌！



ああ可愛い。

まじで、癒しーー！




岩「ねぇ、着いたらどこから行きたい？」

平「んっとね、えーどうしよう…！げんきがきめて！」

岩「うん、任せて！」



そう言うことは玄樹くんの方が詳しいからね。








神「うわぁ、車結構いっぱいだな…」




駐車場は平日にもかかわらず混んでる。

さすが人気のテーマパーク！


空いてるところを見つけて駐車し、いよいよ夢の国へレッツゴー！！

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