3年A組 【ゆる〜く日常もの】3 短編

悩み 1 ページ19

律「はぁ〜……」









部長「どうしたの、律？
そんな深いため息ついて難しい顔して」









部活のみんながキョトンとした顔であたしの顔を見つめた。









あたしはここ最近、ちょっとした悩みがある。









今日も放課後の部活はみんなして手元の作業よりもお喋りに花を咲かせている。









柊先生もまだ来ていないのでワイワイ賑やかだ。









そして話題はあたしのお悩み相談になり。









えみな「律ってば、最近体重を気にしてプチダイエットしてたんですよ。
ダイエット成功したはいいけど、雑誌でむやみなダイエットで胸まで落ちる危険！ってのを読んでからずっと気にしちゃって。」









部長「それでそんなに落ち込んでるのかっ」













あははと笑いながら部長はあたしを見た。









凜「まあ、ある意味成長期なんだからそんなに無理にダイエットなんてするなってことじゃない？」









友美「そうだよ〜」









律「そうだったのかも…。
なんかダイエットしてから明らかに胸が落ちちゃった気がして…」









あたしは両手で顔を抑えて机に肘をついた。









えみな「てか、男ってみんな胸が好きだからなあ。」









えみなは腕を組んでウンウンと深く頷いた。









後輩「男の人ってやっぱり女性の胸って気にするんですかねっ！？」









友美「何だかんだ気にしてそう〜」









律「まじか…。
やっぱり胸もちゃんと欲しいっ！」









凜「それはまた彼氏ができたら考えればいいんじゃないの？」









その時、美術室のドアが開き柊先生が入って来た。









柊「お前ら、また作業しないで話し込んでんのか」









えみな「あ！ぶっきー！
良いところに！！」












えみなはそう言い、柊先生に向かって笑顔で手招きをした。









柊「何？」













えみな「ぶっきーもやっぱり女性の胸は小さいよりは大きい方がタイプなの？」

悩み 2→←【作者より】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す