先生たちに支配されるな！【実話】

19.独裁って、日本語って。 ページ20

人物追加したので、見ていただいた方が良いかもしれません。注意事項など。
＊

これは、私が現場にいなかった時の話だ。
朝陽ちゃんとみーちゃんに教えてもらった。

泉は16話で、
『邪魔だと思ったセリフは読み合わせの時に相当消した。』
と言っていた。
その時の話だ。

キャスト陣が変えていたのは、2回以上続く相槌、中学生の会話として不自然なところだ。
あと、彪ちゃんが台詞覚えきれない！という訳で、短くしたり別の人が担当したりしていた。
話としては大きく変わっていなかった。

学校の時間だけでは、書き直しに時間がかかって練習できない、という訳で綾が家で書き直してくるそうだった。
キャスト陣リーダーとなった綾は、張り切ってた。
書き直した台本を、ルーズリーフにまとめていた。
見やすくて良いな、と思っていたのは私だけだったらしい。

次の日から、綾の書き直した方で練習を始めた。
でも、綾はメンバーの分を印刷してきたわけではなかったので、1部しかない。
そして、次の出来事が、みんなが怒りの頂点に達する原因となった。

泉の台詞で、「私、塾あるから帰る」というのがあった。
綾は、なぜかそこを「私、習い事あるから帰る」に直していた。

練習で、泉は台本通りに読んだだけなのに綾に突っ込まれたので、泉は怒って放課後練習にも出なかったらしい。

それと、普段穏やかな苺ちゃんが、あまりにもげっそりしていたので「どうした？」と声をかけた。

「もう綾の独裁はいや。自分の考えも否定される…」


＊

そして、変えた台本で練習を続けていた彼女たち。
そこに南先生がそれを見て、

「台本作ったのは先生なんだから、先生の意思を尊重してね」

はあ？ふざけるな！
私はこの場にいなかったが、朝陽ちゃんが大激怒してた。
朝陽ちゃんに同感。

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