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* (You) ページ6

YG「つまり今好きな人居るって事?」



否定出来ない
自分に芽生えているこの強い想いをもう否定したくはない


頷くとユンギは小さなため息をついた
勿論それが何を意味しているかなんて私には分からない



「ユンギさんはどうなんですか?
好きな人居るんですか…?」


YG「うん…居る」


「そうですか…
きっと素敵な人なんでしょうね」



ユンギはふっと笑った



YG「凄く素敵な人だよ?
でもその人はきっと自分がどれだけ素敵な人なのかに気付いていないと思う」



鈍い人って事?



「その人のどんなところが好きなんですか?」


YG「興味あるんだ?」


「興味津々です」


YG「教えてあげてもいいけど条件がある
Aさんも相手の人のどこが好きなのかを教えてくれるのなら俺も教えるよ」



交換条件か…
さすが抜け目ないね



「分かりました
私も教えるので先にユンギさんが教えてください」


YG「うん
彼女は目が離せないような危なっかしい部分があるんだ
それにどこか少し変わってて…
隠そうとしているのか本心も凄く見えにくい
多分俺がこれまで出会ってきた女性とは全然違うタイプなんだ
だけど不器用ながらも俺の事を気遣ってくれる優しさや彼女の笑顔はその誰にも負けない
だから心惹かれたんだと思う」



ユンギはいい顔をしている
余程その人の事が好きなのだろう



YG「今度はAさんの番だよ?」


「はい…
私は最近その人が実は凄く優しい人だと知って憧れが恋に変わりました
以上です」


YG「優しい…か…
随分ざっくりだね?」


「ですよね?
でも今はそれが全てな気がするので…」



勿論笑顔はドストライク…
だけど今はそれ以上にユンギの優しさに心惹かれている



YG「そっか…
俺とは正反対の人って事か…」


「え…?」


YG「俺は全然優しくないからさ…」



ユンギは無表情で感情は読み取れない



YG「やっぱりAさんは鈍いよ」


「それは否定出来ませんけど…
でも今私の鈍さは関係ないですよね?」


YG「関係あるよ
さっきの俺の話ちゃんと聞いてた?」


「聞いていたつもりですけど…」


YG「それでも俺が好きな人が誰なのか分からなかった?」



つまり私が知っている人って事?
共通の知人的な?


まさかカヨ姉?
でもジンの彼女だしないか…



YG「ほんと鈍すぎ」


「すみません…
でも全く思い浮かびません」


YG「Aさんは自分の事が分かっていないんだね」



自分の事…?
これでも一応分かっているつもりだけど…

* (YG)→←* (YG)



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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時

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