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* (You) ページ49

BTSであるユンギの邪魔をするような存在ではありたくない
そう告げるとユンギは考え込んだ


相当疲れているだろうし話は家に帰ってからでもいい



「もう帰ろう?
帰ってからゆっくり話せばいいじゃん…」



私を見たユンギの目は強かった



YG「Aは本当にそれでいいのか?」


「え?何が?」


YG「恋人を超える存在になれなくてもいいって本気でそう思ってるのか聞いてるんだよ!?」



その事か…


私はユンギを守りたい
邪魔だけはしたくない


これは私の信念とも呼べるものだから曲げるつもりはない



YG「怒鳴ってごめん
でもBTSである俺の彼女だからって我慢だけはしないでくれ
俺はAに我慢だけはさせたくない
確かに俺の立場上Aが望んだ事を直ぐには叶えてやれないかも知れん
だけど最大限の努力はする…
だからありのままの想いを俺にぶつけてほしい」



ヤバイ
惚れ直したぞ…



「ミンユンギ…
カッコイイじゃん…」


YG「本当にそう思ってくれているのなら約束しろ
Aの中に芽生えた感情は逐一俺に報告するってな」



逐一…?
ちょっと面倒…



YG「面倒って顔したな!?」



ばれた…



YG「ったく…何なんだよ…
人が真面目な話をしてるのに」


「だって逐一とか言うから…」


YG「逐一じゃないと直ぐに自爆するだろ!?」


「しないし…」



何言っちゃってんだか…
私だって大人だし少しくらい貯め込める



YG「Aはまだまだだな…」


「何が?」


YG「Aはまだ俺の魅力の100分の1も理解してないんだぞ?」



100分の1だと…?
それってかなりヤバイじゃん…



YG「残りの99を知っても自爆しないと言い切れるのか?」


「言い切れない」



偉そうに即答した私を見てユンギは苦笑いを浮かべた



YG「ほんとAと居ると飽きないわ」


「そう?
やっぱりユンギって変わってるね」


YG「だな…
改めて自覚したわ」


「それは良かった」


YG「先に音を上げるのは俺の方なのかも知れん…」


「どういう意味?」


YG「少しは自分で考えるという事をしろ!
さ…帰るぞ?」



ふっと笑ったユンギは車を発進させた


心地良い揺れに身を任せながら考えた
『根を上げる』の意味を…


そして思い浮かんだ



「音を上げるってまさか…
私と別れたいと思うって事!?」



ユンギの横顔は明らかに呆れていた



YG「Aはバカなのか?」



またバカとか言ってる


確かにバカなのかも知れないけれども…

* (YG)→←* (YG)



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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時

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