検索窓
今日:39 hit、昨日:7 hit、合計:130,135 hit

* (You) ページ42

YG「まさかカズさんの死に関わっているのか!?
答えろ!スジン!」


SN「カズが海に消える瞬間を見ただけよ…」


YG「その時一緒に居たって事なんだな!?」


SN「えぇ…そうよ
カズは『間違い探しをしよう』なんて訳の分からない事を言って私を海に誘った
でもその日は珍しく海が少し荒れていて殆ど人は居なかった
それでもカズはどんどん沖の方に向かって泳いでいってしまって…
それで海に消えてしまったのよ」


「海の中に消えたって…
まさか溺れたって事ですか?」



スジンさんは顔面蒼白で頷いた


信じられない…
カズは自ら命を絶った訳ではなかったって事…?



SN「お前は助けようとしなかったのかよ!?」



ユンギは祈るような目でスジンさんを見つめていた
そうではないと否定してほしいのだろう



SN「私が泳げない事くらい知ってるでしょ?
助けになんて行けるはずない」


YG「だとしても誰かに助けを求めたんだよな?」


SN「私たち以外誰も居なかったと言ったでしょ!?」



この人はカズを見捨てたんだ…
まさかそれはユンギと歩み始めるため…?


自分の中に生まれた醜い感情を持て余しそうになっていた私をユンギが抱きしめてくれた



YG「俺が必ず罰を下す…」



私の耳元でそう囁いたユンギは再びスジンさんと向き合った



YG「お前はカズさんを見捨てたんだな?」


SN「別れたいと言ったのにカズは受け入れてくれなかったのよ
『いつどこで道を間違えたのか2人で見つけ出してその場所からやり直そう』の一手張りで…
それがどうしても許せなかった」


YG「そんなの身勝手すぎる
たとえ気持ちが離れていたのだとしても一度は本気で愛した相手なんだろ!?
どうして見殺しになんて出来るんだよ!?」


SN「カズとの関係を終わらせる最初で最後のチャンスだと思ったのよ」



最低…最悪…



YG「最低とか最悪って言葉はお前のためにあったんだな…
お前がカズさんの命を奪ったも同然だ
俺は何があっても許さない」



ユンギの目から涙がこぼれ落ち頬を伝った事でスジンさんの目が不安気に揺れ始めた



SN「どうしてユンギが泣くのよ?」


YG「俺はカズさんが大好きだったんだ
だから悔しくて堪らないんだよ
またいつか会える…
またいつかあの歌声を生で聞ける…
そう思ってあの日別れたのに…」


YG「カズに会った事があるの?」


YG「あぁ…
サヨナラなんて言うんじゃなかったよ…」



サヨナラ…?


まさか…

* (You)→←* (YG)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (150 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
613人がお気に入り
設定タグ:BTS , シュガ , ユンギ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。