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* (YG) ページ37

居たたまれず病室を出たはいいけど行く宛てなんてなくて…
病室のドアの横の壁にもたれかかって溢れ出てくる涙をただ拭ってた


そして2人の会話が聞こえて来て…
Aの心の内を知る事になったんだ



JN「涙を見てもまだユンギがしてしまった事を許せない?」


A「いえ…
許せないのはユンギの事ではなく自分自身なんです
さっきも言った通り私にとって実の兄のような存在だったカズを裏切っていた人の恋人であるユンギを本気で愛してしまった愚かな自分に腹が立って仕方がないんです」


JN「うん…」


A「勿論ユンギとスジンさんの関係がちゃんと終わってない事も気になってて…」


JN「それは当然の事だと思う
でもそれはさユンギ自身がちゃんとするべき問題だからAさんが悩む事はない
Aさんと出会ってユンギは凄く変わったんだ
だから何も心配しなくていいからね?」



ジニヒョンの言う通りだ



A「でも…」



Aの声は悲しげで…
ちゃんと俺が伝えないとなって思った


ノックする事すら忘れ病室のドアを開くとジニヒョンはふっと笑って病室を出て行って…
不安そうに俺を見ているAの前に立って深呼吸をした



「Aは俺が自分以外の女と付き合っても泣かない自信があるのか?」


A「え?」



こんな状況下でも上からな俺を見るAは目が点で…
それでも俺は言葉を止めない



「俺が他の女と結婚しても泣かない自信はあるのかよ?」


A「ある」



俺を見るAの目は強くてチクリと胸が痛んだ
だけどそれがAの本心だとはどうしても思えなくて…



A「一体何の確認?
私と別れたいの?
私と別れてスジンさんとやり直したい?」


「やり直すも何も…
スジンとは何も始まってないんだよ」


A「それなら私たちだってそうじゃん
まだ付き合い始めたばかりだし…」


「俺たちが何も始まってない?
冗談だろ?
俺たちはもう…」



辛すぎて喉が詰まったかのように言葉が出なくなった



A「もう寝たって言いたい?
だったら何なの?
心の伴わない虚しい行為には何の意味もないじゃん
あの時私の心にはユンギしか居なかったのにユンギは…」



Aは自分が発した言葉に傷付いたかのように涙を流し始めて…
俺の手はAを抱きしめたがってるのに心がそれを必死で止める



「俺の心にはスジンが居たって言いたいのか?
俺って信用ないんだな…
もういいや…別れよ?」



一刻も早く否定してくれ…A…

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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時

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