* (YG) ページ33
看護師さんにAの頭痛の事を話すと医師に確認後頭痛薬をくれた
それを手に病室に戻るとAの姿はなくて…
病棟内を捜し回ったけどAの姿はなく残るは女子トイレだけとなった
さすがに中に入るのを躊躇っていると中からAの声が聞こえてきた
A「カズ!」
「A!?」
俺は意を決して女子トイレ内に潜入した
トイレの個室は一つだけ使われていた
「A…?」
何も答えてくれない
それどころか物音一つしない
「A?どうした?
開けて?」
A「カズに会いたい…」
「え…?」
A「カズに会いたい…
カズに抱きしめてほしい…」
「A…」
A「もう私には構わないで
もうユンギともスジンさんとも関わりたくない
お願い…1人にして…」
俺は自分が楽になりたくてスジンとの事をAに打ち明けたんだ…
今になってやっと気付いた俺は本当にバカだ
その事はAの心を深く傷付けた
黒川「え?
どうしてユンギが女子トイレに!?」
女子トイレの入り口には黒川さんが立っていた
Aが倒れたとヒョンにメールしておいたから来てくれたのだろう
黒川「病室に行っても2人が居ないから捜してたのよ…
もしかして中にAが居るの?」
「はい…」
俺の表情を見て何かを察したのか黒川さんが個室のドアの前にやって来た
黒川「A?どうした?
気分でも悪い?」
A「吐き気がして…
でももう落ち着いた」
黒川「そう…
それなら出ておいで?
一緒に病室に戻ろう?」
Aはやっと出て来てくれたけど俺を見る事はなかった
歩く事もままならないAを黒川さんが支えて病室に戻った
そこにはジニヒョンの姿があった
ジン「Aさんどうしたの!?
真っ青だよ!?」
ヒョンも黒川さんと一緒にAを支えベッドに寝かせた
Aは目を閉じ動かなくなった
ヒョンに目くばせされ病室を出た
そして近くの長椅子に並んで腰かけた
ジン「何かあったんだろ?」
「はい…」
ジン「話してみろ?」
俺はジニヒョンに全て話した
そして滅茶苦茶怒られた
誰かに本気で怒られたのは本当に久しぶりだ
散々怒った後ヒョンはため息をついた
ジン「全く何やってんだよ…
知らない方が幸せだって事もあるんだって事くらい分かってんだろ?
とりあえずスジンとの事をちゃんとしないとな…」
「でもスジンは…」
ヒョンは何故かまたため息をついたんだ
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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時