＊ (YG) ページ31
満面の笑みを浮かべている画像の中の女性は間違いなくスジンだった
言葉が出ない俺を見るAは不安そうな表情で…
A「やっぱりそうだったの？」
「うん…
間違いなく俺の親友のスジンだよ」
A「そっか…」
「スジンはカズさんと婚約していたんだよな？」
A「うん
お互いの両親には既に挨拶済みで両家の顔合わせの日も近かったみたい」
「それならどうして…」
そう呟いて直ぐに後悔した
きっとAは知らない方がいいのに…
A「どういう意味…？」
時既に遅し
A「ユンギ…？」
上手い言い逃れなんて出来ない
それなら全てを打ち明けておいた方がいい
きっとそれがお互いのため…
「スジンが失踪する数日前に告白されたんだ」
A「え…？」
「ずっと俺の事が好きだったって…」
A「でもスジンさんはカズと…」
「あぁ…
だから俺も戸惑ってる」
A「もしかしてそれを受け入れたの…？」
「まさか婚約者が居るなんて思わなくて…
だから…」
だから俺はスジンの気持ちを受け入れたんだ
スジンが泣いて懇願するから…
A「親友だって言ったよね？
あの時私を抱きしめて寝ていたのはスジンさんと間違えたからじゃないって言ったよね！？
嘘つき！」
「それは嘘じゃない！
それにその日以降スジンとは一度も会ってないんだ」
A「最低…
それって別れてないって事じゃん…」
スジンが消えた時点で俺の中では完全に終わった事だった
そもそも何も始まってなんていなかったし…
だけど確かにAの言う通りなのかも知れない
俺とスジンは別れる事をせず離れ離れになったんだから…
A「もしスジンさんが戻って来たらユンギはどうするつもりなの？
スジンさんの中ではまだユンギが彼氏なんだよ？
カズが亡くなってしまった今…
スジンさんの心の中にはユンギしか居ないはずでしょ？
一体どうするつもりなのよ！？」
捲し立てるように言葉を紡いだAはため息をつき目を伏せた
「でも俺はAを…」
A「聞きたくない！
2人とも最低だよ…」
俺の言葉を遮ったAの目から涙がこぼれ落ちた
その涙があまりにも切なくて胸が締め付けられる
Aの言う通り俺は最低な男だな…
A「私…帰る」
Aはベッドを抜け出し着替え始めた
だけど直ぐに微動だにしなくなった
「A…？」
声をかけた瞬間Aは崩れ落ちたんだ
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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (
レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか？ (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソル
| 作成日時：2021年3月30日 1時
