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* (YG) ページ29

やっぱりホテルに帰る気だったのかよ…
帰す訳ないだろ…バカか?


Aは何故か涙目になっている



「今度は泣く気か?」


A「だって感動した」


「感動?」


A「ユンギの部屋に連れて行ってくれるって言うから…」


「連れて行かない理由がないだろ?
俺はAと過ごす時間を1秒だって無駄にはしたくないんだ
それはAも同じだろ?
だからこれからは出来る限り一緒に過ごすぞ?
いいな?」



Aの大きな瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた


人前では泣くなって言ったのに…
全く…可愛い奴め



「人前で泣くのはまずいって言ったよな?」



Aは慌てて涙を拭う



A「うん…ごめん
付き合ってるってばれたらまずいもんね…」



それは手繋ぎを解禁した時点でどうでもいいレベルになっていた
むしろばれても構わないとさえ思っているくらいだからそうじゃない



「そうじゃなくて…
他の男にAの涙は見せたくないんだ
だから二度と人前では泣くな
泣くのは俺の前だけにしろ
いいな?」


A「分かった」



Aに笑顔が戻ったのを確認後ささっと買い物を済ませて店を出た
大通りでタクシーに乗りホテルに向かう


ホテルの裏でタクシーを降り秘密の通路から部屋に向かう
そして部屋に入るなりAは目をキラキラさせた



A「凄い…
さすがBTSの部屋って感じだね」



BTSの部屋って…
ゲストを呼んで談笑する的な番組みたいだな



「てかここはホテルの部屋だ!」


A「そうでした…」



Aは子供のように落ち着きなく部屋を見て回っている



A「こんな部屋に住みたいな〜」


「じゃあこんな部屋に住むか?」


A「ヒット曲をガンガン作り出す事が出来たとしてもきっと一生無理だよ
しかもホテル住まいとか…」



そうじゃなくて…


まぁいいか…
抜けてるAには俺の言葉に含まれた深い意味は読み取れるはずないしな…


いずれAにも分かる日が来るだろうし今は刺激しないでおく



A「ユンギは頑張ったんだね…」


「え…?」


A「BTSのシュガとしてがむしゃらに頑張って来たからこそこんな高いランクの部屋で過ごせるようになった…
そうでしょ?
ユンギの日々の努力の賜物なんだよね?
頑張ったね…ユンギ…
本当に偉かったよ?」



ホテルの部屋のランクに触れる辺り何だかAらしい
だけどこんな風に俺の努力を認めてくれた人は初めてで一気に涙が溢れ出たんだ

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ソル(プロフ) - 74さん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - ぽぽさん» お読みいただきありがとうございます。修正を終え次第全体公開に切り替えますので今しばらくお待ちくださいませ。 (2021年4月15日 19時) (レス) id: 8f6691ead0 (このIDを非表示/違反報告)
74(プロフ) - はじめまして。奏楽しく読ませていただいています。第三章のパスワード教えていただけないでしょうか? (2021年4月15日 13時) (レス) id: a2d39c6975 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします (2021年4月15日 8時) (レス) id: 44c81509b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソル | 作成日時:2021年3月30日 1時

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