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…………恥ずかしい
食事が用意されている、という予想外のアクシデントにより、嘗てないほどに動揺してしまった
びっくりしすぎて目ん玉ひんむくかと思うくらいかっぴらいた
いつもなるべく厳格な表情を心がけているというのに、だ
何してんだ俺！
こんなんでよく中二病なんて務まってるな！？
俺もまだまだだな…………もっとポーカーフェイスを身につけねば………
先ほどまでの己の失態にギリッと唇を噛む
この痛みを覚えてろ、忘れるんじゃないぞ
次間抜け面晒したらこの唇かみ切るからな
嘘です俺にそんな勇気は無いです
鶴丸「九条。顔を上げろ」
突然右隣からそんな声が聞こえ、ゆっくりと顔を上げた
気をつけろ、もう二度と同じ失敗は繰り返すなよ
次こそポーカーフェイぐむっっ
俺の脳内での決意に横やりを入れるように何かが口の中に押し込まれた
俺の口からは二本の棒が伸び、それを鶴丸が持っている
状況を飲み込む前に「噛め」と低い声で促されたため、大人しく従うことにした
咀嚼した瞬間に口の中に広がるほかほかさとほんのりとした甘み
ちらりと膳を眺め、今自分が食べて居るのが肉じゃがのジャガイモであると判断した
ヤバいこれめっちゃ旨い
鶴丸「九条。次だ。口開けろ」
きちんと噛んでのっこんだその直後、またもや鶴丸が二本の棒の先……箸先に、次は白米を乗せながら突き出してきた
A「っ、や、やめ…っむ」
小さな抵抗も虚しく二口目も強制的に突っ込まれた
何が楽しくてこんなペラペラ怪力ゴリラにあーんしてもらわなけりゃならないのか
そんなことを考えて噛むことを忘れれば真正面からガンを飛ばされる
飲み込んだら入れられ、又飲み込めば入れられる
そんなことを繰り返していた俺は最終的に「もうあーんでもなんでもいいや」という思考に陥ってしまった
因みに三口目でだ
俺の頭諦め早すぎだろ
されるがままに大人しく食べさせられている俺を他の連中は何処かホッとした表情で見てくるのは何故だ？
ここはbのL推奨してるのか？お？？
そんなことを考えながら何口目かも分からないあーんをされ、ついに俺はむせてしまった
一口目から絶え間なく口に詰め込まれてたんだ、ちょっと休ませろ
鶴丸「……食事は毎日三食出てくる。これからきみは遠慮せず食べろ。いいな？」
語尾は上がってはいるが全く疑問系じゃないだろうその言葉に、一瞬躊躇いながらも「あぁ」とだけ返した
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (9月26日 19時) (
レス) @page40 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 中二病の主人公！新しくて大好きです！続きとても楽しみに待っております！ (7月18日 19時) (レス) @page40 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ぬーぬぬーぬぬー - 続きをお恵みください… (2022年11月23日 0時) (レス) @page40 id: 8435a17515 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年9月24日 19時) (レス) @page40 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
YM - このお話大好きです！作者様の負担にならない程度に更新してくださると嬉しいです (2021年12月27日 15時) (レス) id: 0c982d92bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年5月13日 18時
