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あの色気眼鏡から逃げるようにあの場を立ち去り、庭を歩くこと数分
突如屋根の上から降ってきた長谷部に「明石国行はどこだ！！！！！」と鬼の形相で問い詰められる
誰だ明石って
長谷部「眼鏡をかけてだらけているやつだ」
あっ、間違いなくあいつじゃん
教えていいのか？
一応言うなって言われてたし………
長谷部「おい九条。何か知っているなら吐け。主命だ」
A「………裏の縁側」
「恩に着る」という言葉と残像を残し去っていく長谷部
主命だから答えたんじゃない
あいつが掴んできた俺の手首が軋んだから仕方なくだ
だって痛かったんだもん(涙目)
にしてもあいつ明石って言うのか
なんか危険人物っぽいし近付かないようにしておこう
中二病のメンタルなめんな、こちとら既に思い出したくもないほどにビビってんだよ
あとなんだっけ、あの……
手出すなって言われてたのは……
A「愛染国俊………蛍丸………」
「はいはーい？」「呼んだかー？」
A「っ！？」
つい先ほど通りすぎた部屋の障子が開け放たれ、中から二人の子供が出てくる
えっ、え、うそやん
思わず勢いよく振り返ってしまった自分を責める間もなく、今の状況に拳を握る
これやばいやつ
喋ったのバレたら明石とかいうやつに消されるやつ
……逃げよ
愛染「ちょっ、待てよ！俺たちの事呼んだだろ？」
蛍丸「なんか用だった？」
大きなパッチリとした目が俺を見上げてくる
嘘だろやめろよこんなところ見つかったら俺マジで地の果てまで追いかけられる
A「用はない、離せ。俺に関わるな」
愛染「なんだそれ？呼んだんだから何かあるだろ」
蛍丸「国俊、九条に何か嫌われるようなことしたんじゃないの」
愛染「はぁ！？今初めて会ったのに！？」
あっ、この赤い子が愛染国俊か
てことはこの灰白色の子が蛍丸……
蛍丸「ほら、嫌がってるんでしょ。手離しなよ。……ね、九条、俺ならいいでしょ」
俺のジャージの袖を掴んでいた愛染の腕を解き、代わりにニコッとかわいらしい笑顔で俺に手を伸ばす蛍丸
そんな彼の腕を、俺は豪快に払う
蛍丸「えっ………と」
A「触るな」
愛染「蛍丸の方が嫌われてるじゃねぇか！」
勝ち誇ったようなどや顔で俺に寄り付いてくる愛染からも身をかわす
一定の距離をとり、戸惑っている二人に静かに告げた
A「俺は自ら滅ぶ気などない」
だれかたすけて
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (9月26日 19時) (
レス) @page40 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 中二病の主人公！新しくて大好きです！続きとても楽しみに待っております！ (7月18日 19時) (レス) @page40 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ぬーぬぬーぬぬー - 続きをお恵みください… (2022年11月23日 0時) (レス) @page40 id: 8435a17515 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年9月24日 19時) (レス) @page40 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
YM - このお話大好きです！作者様の負担にならない程度に更新してくださると嬉しいです (2021年12月27日 15時) (レス) id: 0c982d92bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年5月13日 18時
