７５ ページ31
勢いのままかっこつけて歩いてきちゃったけどどうしよう
サボりだと思われる
じゃあ戻ればいいだろって？
できるわけねぇだろ！
めっちゃキメ顔で捨て台詞吐いたのにノコノコ戻るとかカッコ悪いから！！
数分前の浅はかな行動をした自分を頭の中でぶん殴りながら歩いていると、気づいたら知らないところにいた←
やっべ迷子←
……もし誰かに見つかって迷子だってばれたら恥ずかしいから、ここに座って桜でも見てようそうしよう
柱に背を預けて座り、右足だけ靴を脱ぎ廊下に上げ、適度に折った膝に軽く腕を乗せる
たそがれている感を出すように目を細めながら頭を45度に傾け桜の木を見上げた
ほら、なんかかっこいい←
今の状態を想像し、にやけそうになる頬を抑えるために口をキュッと引き結んだ
のどかな風景にいつの間にか高く昇った太陽の光の丁度良い暖かさが相まって、眠気が襲いかかってくる
…………はいはい始まりました！
大魔王スリーピーVS勇者プライドマンの戦いが！！←
授業中、会議中、そんな大事な時間に限って睡魔軍を送り込んでくる大魔王！←
まさかまさかのこのタイミングで攻めてきたー！！←
勝てるか勇者プライドマン！
というか勝ってくれ！
ここで負けると俺は通りかかった見ず知らずの誰かに寝顔を見られてしまう……
そんなことが許されるか！？
いや、許されな……アッ、やば今日の睡魔軍めっちゃつよi
明石「……なんや、先客おるんかいな」
おぉっとまさかの勇者に援軍！←
睡魔軍が瞬く間に後退していく！！
勝利！勇者の勝利です！！
…………ふぅ←
あくまでも細めていただけを装った瞳でゆっくりと声の主を振り返る
なんか……全体的にだら〜んとした感じの……
てか色気すごっ
芋ジャージのくせに
明石「誰か思たら九条はんやないですのん。意外ですなぁ、あんさんもサボりかいな」
よっこいせっとわざとらしく口に出しながらすぐそこに腰を下ろす眼鏡野郎
なにこいつ
明石「ここ、本丸でも端っこの方やから穴場やと思っとったんに……。まぁ、ここのことは内緒に頼んますわ。長谷部はんにでもバレたら昼寝場所１個減ってまう」
A「……知ったことか」
明石「堪忍してーな。自分なぁんもやる気せぇへんのが売りなんですわ。せやからあんさん止めるのすらめんどくさい」
うわなにこいつ(２回目)
明石「ただ……」
えっ、あれっ、雰囲気変わっ……
え、ピリピリするこわっっ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1699人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (9月26日 19時) (
レス) @page40 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 中二病の主人公！新しくて大好きです！続きとても楽しみに待っております！ (7月18日 19時) (レス) @page40 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ぬーぬぬーぬぬー - 続きをお恵みください… (2022年11月23日 0時) (レス) @page40 id: 8435a17515 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年9月24日 19時) (レス) @page40 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
YM - このお話大好きです！作者様の負担にならない程度に更新してくださると嬉しいです (2021年12月27日 15時) (レス) id: 0c982d92bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご
| 作成日時：2018年5月13日 18時
