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〜大倶利伽羅side〜
鶴丸「よぉ伽羅坊！馬の世話は順調かい？」
燭台切「お疲れ様、伽羅ちゃん」
大倶利伽羅「鶴丸うるさい」
鶴丸「俺だけか！？」
早足にどこかへ歩いていった九条の後ろ姿が見えなくなったくらいに、騒がしいやつらが来た
特に鶴丸
特に鶴丸(２回目)
燭台切「ちょっと休憩しない？」
鶴丸「午後もあるんだ、ちょっと休んだところで変わらんだろう？」
大倶利伽羅「馴れ合うつもりはない」
いつも通りの言葉を返し馬に向き直る
…………かわいい
太鼓鐘「伽羅！みっちゃんお手製のずんだ餅あるぜ！」
身長の高い２人の後ろから国永にも引けをとらないほど白い短刀が、ニカッと効果音が付きそうな笑顔で手に持った皿を掲げて見せた
光忠の…………
大倶利伽羅「……少しだけだ」
燭台切「あっ、釣れた」
鶴丸「釣れたな」
太鼓鐘「あっさり釣れたな」
大倶利伽羅「鶴丸うるさい」
鶴丸「だから何で俺だけなんだ！？」
騒ぎ立てる鶴丸を無視して外縁に腰を下ろす
貞からずんだ餅をひとつ受け取り口に運んだ
…………うまい
太鼓鐘「伽羅はほんっと旨そうに食べるな！表情変わんないけど雰囲気ですぐ分かる！」
大倶利伽羅「鶴丸うるさい」
鶴丸「俺今喋ってなかったよな！？理不尽じゃないか！？」
こちらに詰め寄ってくる鶴丸の頭を左手で押し返しながらずんだ餅を頬張る
うまい
燭台切「そういえば伽羅ちゃん、九条君は？内番いっしょだったんだよね？」
光忠のその言葉に、さっきのあいつとの会話が思い出される
大倶利伽羅「…………俺は言葉が通じなさそうに見えるか？」
燭台切「えっなに突然。全然そんなことないよ？慣れてないと喋りにくいかもしれないけど」
太鼓鐘「そんなこと聞くなんてなんかあったのか？」
後ろから俺の方に腕を回してきた貞が不思議そうに尋ねてくる
細く白いその腕をほどきながらあいつの言葉を口に出した
大倶利伽羅「言葉が通じると思っていなかった」
鶴丸「ん？」
大倶利伽羅「あいつにそう言われた」
太鼓鐘「は？」
今さっきまでうるさいくらいだったこの場が静まり返る
あいつがどういう意味でそう言ったのかは分からない
だが、検討くらいはつけられる
太鼓鐘「……みっちゃん、鶴さん。あっちの伽羅は…………」
燭台切「多分、ね……」
自分ではない自分への非道な扱いを想い舌打ちをする
鶴丸が小さく吐いたため息がいやに響いて聞こえた
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (9月26日 19時) (
レス) @page40 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 中二病の主人公！新しくて大好きです！続きとても楽しみに待っております！ (7月18日 19時) (レス) @page40 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ぬーぬぬーぬぬー - 続きをお恵みください… (2022年11月23日 0時) (レス) @page40 id: 8435a17515 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年9月24日 19時) (レス) @page40 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
YM - このお話大好きです！作者様の負担にならない程度に更新してくださると嬉しいです (2021年12月27日 15時) (レス) id: 0c982d92bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご
| 作成日時：2018年5月13日 18時
