後ろの席のジュンフィくん (ページ10)

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移動教室。4人で音楽室に向かう途中に聞き覚えのある声に呼び止められた。

「ヌナ〜！」

ぱっと振り向くと

ミンギュ「ヌナやっと学校で見かけたんだけど！本当に毎日通ってる？」

「毎日ちゃんと通って真面目に授業受けてるのにな〜ミンギュもう構ってあげない」

ミンギュ「冗談だってぬなあ…！」

姉弟のはずなのに身長は全然違うの泣きたい。
小さい私に被さるように抱き着いてくるでっかい犬。(弟)

そして容赦なくミンギュから私をべりっと剥がしてくれた

ミンハオ「ヌナお久しぶりです」

「ハオちゃん〜会いたかったよ！なんかすごいかっこよくなってるね」

ちょっと会わなかっただけで可愛いハオちゃんからすらっとかっこよくなっていて、子供の成長って早いな〜！と1歳差だけど実感した。

そしてミンギュとハオちゃんの後ろからパタパタと走ってくる足音が。

ソクミン「ミンギュミョンホ待ってえ〜…えぇ！？Aヌナ！！」

ソクミナが急いで来たからか無造作に掴まれたプリントがくっしゃくしゃになっていて、

「ちょ、相変わらずソクミナおもしろすぎ笑」

ソクミン「ええ、本当ですか〜！！」

天使のような笑顔でぺこぺこして全く変わらない謙虚さがかわいいミンギュのお友達。

ユア「…え、A…」

「ん？どうしたのユア？この子たちは、私の弟とそのお友達だよ〜」

ユア「えっと、この前言ってたあの…」

ミンギュ「あ！！この前の怪我は大丈夫でしたか！？」

ユア「あっもう全然大丈夫です！本当にありがとうございました、、！」

いつもなら堂々としていて明るいユアが、この前の恋の話をしてるときみたいに可愛く大人しくなっている。

…え？まさか？

「知り合いなの？」

ミンギュ「この前道で転んでて、絆創膏貼ってあげたんだ〜！」

ユアの好きな人って、私の弟！？ミンギュ！？

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