検索窓
今日:12 hit、昨日:17 hit、合計:107,800 hit

34 ページ34

.




帰りのバス。
じゃんけんで勝ったらしいウォヌが私の隣へと座った。


そして優しいウォヌは窓側の席を譲ってくれた。



ホシ「あ、これ!」


ウォヌの通路横を挟んだ隣のホシくんがガサゴソとリュックを漁って私たち5人に渡してきたのは



「キットカット!」


すっかり忘れてたよ〜と受け取りあとで食べよう、とポケットにしまおうとすると




ジュン「Aちゃん交換しよう」




バスでも私の後ろの席に座るジュンくんの手が窓際の隙間を通って私の手に触れた。



「?うん、はい」


同じ味のキットカットだけど?と思いながらも受け取り、私のをあげて交換する。




「キットカットって美味しいよね」

ウォヌ「美味しいけど、、いきなりなに笑」

「ホシくんが選んでくれたんだよね?ありがとう〜」



ウォヌの隣にいるホシくんに声をかけるけど




ホシ「俺じゃなくて、選んだのはジュナだよ〜!」


ホシ「ジュナがAちゃんお菓子パーティーのときキットカット嬉しそうに食べ…」

ジュン「ホシ!!」

ホシ「あ、ごめんごめん!」




たしかに、お菓子パーティーのとき食べてたな…

よくそんなの覚えてるなあ、とぼんやり思って交換したキットカットを食べようとすると




「…ふふ、」



外袋パッケージ裏のメッセージ欄に


“ありがとう”


とジュンくんが書いた文字が。




後ろにいるジュンくんを窓の方の隙間から覗き込んで「ありがとう」と言って前を向く。



ジュンくんはすやすや眠りに入っていた。



.

35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (227 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
746人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , セブチ , ジュン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:tea | 作成日時:2021年11月25日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。