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「、ジュンくん」



なんでここに?
そう言いかける前に安心して涙がこぼれた。



いつもは後ろからされるのに、今日はゆっくり前から優しく抱き締められる。ジュンくんの香りにもっと涙が止まらなくなり



「っありがとう」



きっとものすごい時間背中をさすってくれていたらしく、涙が落ち着いたときには更に空が真っ暗に染まっていて




ジュン「戻ろう」


はい、と差し出された手を迷わずに握った。






手が繋がれたまま、ジュンくんの歩くまま付いていくと見えてきた女子部屋。



「ありがとう」


もう一度お礼を言うと


ジュン「おやすみ」


と優しく微笑んで反対方向にある男子部屋へと歩いて行ったジュンくんの後ろ姿を見て、また泣きそうになった。







みんなもう寝てるだろうな、と女子部屋のドアを開けると

『やったなー?おらあっ』
『こっちこそー!』
『きゃああ』


眩しい明かりの中全員参加の枕投げ大会が開催されてた。



ユア「あ!A!おかえ…」


私の顔を見たユアは眉を下げて顔を歪ませる。


心配させたくなくて大丈夫?と聞かれる前に



「私もー!えいっ!!!」

と近くにあった枕を遠くにいる女の子にぶん投げた。



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先生が見回りで来そうな音がしたから一斉にみんなで電気を消して布団に入る。



ユア「A、これ」


と渡されたのはホットアイマスク。



ユア「本当は保冷剤とかの方がいいんだろうけど、これしかないから…」



よかったら、いや絶対使って!!と握らされたから思わず抱き着いた。



「ありがとうユア〜、、!」



ユア「Aから抱きついてくれるなんて…!!私もだいすきだよ〜!!」




ホットアイマスクをしながらすごく素敵なお友達を持って幸せだな、と思って眠りに落ちた。




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作者名:tea | 作成日時:2021年11月25日 14時

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