��-85個目 俺からの些細ながらもプレゼント ページ35
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Aは眠るように目を閉じていて、その肌は青白かった。
「ぁ…、…あぁ…」
震える手でAを抱き起こす。
細くて、軽くて、全体的に儚いA。
もう二度と目を開けないAの体を、力一杯抱き締めた。
「Aッ……A…!!うぅｯ……!!」
自分の口からは、情けない声しか出てこなかった。
何もできなくてごめん、もっと一緒にいてやれなくてごめん、
お前に伝えたい言葉がまだたくさんあったのに、伝えられなくてごめん。
今更こんなことを思ったって、無駄なのはわかっている。
でも、こうでもしないと自分が壊れてしまいそうだった。
後ろにいるであろう皆は、Aに何が起こったのか察したらしく、
誰一人何も言わなかった。
ただ、全員…涙を流すばかりで。
その後は、本当に何も覚えていない。
気がつけば、俺達は警察署に戻っていて
俺の腕の中には息を引き取ったAがいて
本当に、それだけだった。
皆、それぞれの部屋に入り、どの部屋からもすすり泣く声しか聞こえない。
俺は、総統室で一人、Aを抱き締めていた。
さっき散々泣いたから、もう目からは何も出ない。
そう思って、Aが死ぬ間際に言っていた胸ポケットを漁ってみることにした。
手を入れてすぐ、それは見つかった。
ゆっくりと、ポケットから出した手の中には
「っ……」
新しい、金色のネックレス。
前のものとは違って小さく、ネックレスの装飾自体が太陽を象っていた。
『俺からの些細ながらもプレゼントがあるから』
Aの言葉がフラッシュバックして、視界が霞む。
あれほど泣いたというのに、自分の目からは大粒の涙がこぼれ落ちた。
「A…ッ…」
明日、Aを一番綺麗な花畑に埋めてあげよう。
そして、Aの生まれ変わりを探そうじゃないか＿＿
心の中でそう決めて、俺は
そっとAの唇にキスをした。
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桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - 名月さん» そっか....返信ありがとう！ (2019年10月1日 16時) (
レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 桜舞姫・蝶月姫さん» ログインかぁー…やれたらやってるんだけど…親が厳しくて… (2019年9月29日 22時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - 名月さん» あ〜ログインとかできたら友達申請出来たんだけど....パソコンだとどうだろう？ (2019年9月29日 18時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
名月 - 桜舞姫・蝶月姫さん» パソコンで更新してるよ。 (2019年9月29日 18時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - わかる、わかる、名月さんってなにで更新してる？ (2019年9月29日 18時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
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