きらめく砂のごとく3(Yuta.T)

彼女からのメッセージ ページ28

普段はそういうラテアートとか、しない店だと思うんだけどな・・・？







周り見てみたけど、どうも俺のだけみたい。








これ。Aさんからのメッセージなの・・・？





振り返ってAさん見たら、パッて顔上げたAさんと目があった。








・・・何も言わずに、ニッコリ笑ってくれた！







スっと渡されただけの、たった１杯のコーヒーだったけど。





すげーあったかくて、どこまでも甘くて・・・









・・・俺の心ん中。





Aさんと一晩抱き合って過ごした時くらい、シアワセな気分で満たされた。








Aさんの顔見に行くだけでいい、って思ってたのに・・・








やっぱり、Aさんと話したくて。




Aさんの仕事が終わる３時まで、ケータイ覗いて時間つぶした。








A「お先に失礼します。」








後ろで声、聞こえて。




Aさんが店出た後、追うようにして俺も外に出た。








玉森「・・・Aさん。元気だった・・・？」





A「うん。来てくれてありがとう。





まさか、ホントに来てくれると思わなかったな−。」





玉森「・・・何で？




俺、会いに行くって言ったじゃん。」





A「もう会えない人って思ってたからかな？






・・・玉森くんに会えてうれしい。」

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