きらめく砂のごとく3(Yuta.T)

濡れた前髪 ページ20

キスした拍子に、濡れた前髪つたってぽた、ぽたって滴、落ちてきて。






A「冷たーっ！





髪、まだ濡れてる。







風邪引いちゃうよ？」








頭からバスタオルかぶったままの玉森くん。



バスタオル両手で押さえたままもっと、ってキス、求めてくる。







A「ちょ・・・と。




ね。ここ座って？」








背の高い玉森くん。ソファーに座らせて。




後ろから回り込んで、バスタオルで髪の毛、わしゃわしゃって拭いてあげた。







玉森「わーわー！


前が見えない〜」





キャッキャ言って喜んでる(笑)








昨日の夜の、男っぽい顔と全然違うんだな。








・・・後ろに立って、顔が見えないから。







A「・・・玉森くん。





ありがとう。素敵なとこ、連れてきてくれて。






・・・シアワセだった。」







玉森「ならよかった。





また夜、出れるときどっか行こう？






今度は海の方にしよっか。






俺サーフィン好きだから、海の方出かけるのもいいなー。」






そう言われて・・・









”次”って、あるのかな・・・？









ふと頭の中、よぎった。でも・・・







A「ありがと。





楽しみにしてるね？」

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