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朝というのは、すぐに来る。
俺は、何故だか早く目が覚めてしまった。
さっさと身支度を整え、朝ご飯を食べた。
昨日たくさん泣いたせいか、意外にもすっきりしている。
廉と会うのは少し気まずいが、行くしかない。
《ガチャ》
｢いってきまーす｣
俺は走って学校まで行った。
案の定、学校には生徒が二人しかいなかった。
自分のクラスの教室に向かう途中、先生達の話し声が聞こえた。
先生｢佐藤さんの病気は治らないらしいですよ…｣
不意に、そんな声が聞こえた。
……は?病気…?
｢おい!どういうことっ!?｣
気がつくと、俺は先生に掴みかかっていた。
先生｢岸っ!?お前……なんで……｣
｢どういうことか聞いてんだよっ!｣
先生｢……｣
先生は何も答えない。
｢意味分かんねぇよっ!!!!｣
そう言って俺は、また床に雫を垂らした。
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作者名：*凛彩* | 作成日時：2018年9月19日 18時
