・ ページ42
そこに居たのは見覚えのある人だった。
桃色に染めていた髪は落ち着いた茶色に変わり。
明るい発光色だったドレスは、少し黒目の赤に変わり。
沢山あった筈のアクセサリーは、控えめなネックレス一つのみになっていた。
『そうですね。私にとても似て居ますね。』
sha「んー。ぴくとさん彼奴はどう？」
pkt「可愛いには可愛いけど,,,タイプではないかなぁ,,,。
どちらかと言えば、A様の方がタイプですね。」
グラム様は頬を少し紅潮させながら言った。
sha「せやなぁ,,。似てる言うても、雰囲気だけやしなぁ。」
pkt「なんか,,,こう,,,大人しそうっていう雰囲気が似てるなぁ,,,って感じですかね。」
『あのようなお綺麗な方に似てるなんて、嬉しい限りです。』
彼女の方をもう一度見た。
一瞬だけ、彼女と目が合った気がするが、直ぐに逸らされてしまった。
親から見放されることが無かったのが、彼女の唯一の救いだろう。
sha「あ、もうこんな時間やわ。
俺達他の所にも行かなアカンねんけど、ぴくとさんはどうします？」
トイフェル様は腕時計をちらりと確認し、そう言った。
pkt「ん〜。下には降りたく無いですからね,,,。
あ、A様を此処に置いて行くことは可能ですか？」
sha「ん〜,,,。大丈夫やけど,,。Aはどうなん？？」
トイフェル様とグラム様に、大分人権を無視された会話をされる。
正直グラム様とは話したくないが、下に降りてしまえば彼女に会ってしまう可能性がある。
彼女に会ってしまえば、気まずいなんて言葉では合わらせない程の状況になるだろう。
そして、彼女がまだ彼女だと気付いて居ないトイフェル様に近くで彼女を見させるわけにはいけない。
私が出した苦肉の決断は。
『私は大丈夫ですよ。グラム様ともう少しお話したいですし。』
pkt「それは良かったです!!」
「はい」以外の選択肢は無かった。
sha「えー,,,。俺と周ってくれへんの？」
『グラム様との御話が終わり次第向かいますので。』
sha「んー,,,。しゃあないなぁ,,,。待っとるで,,。」
トイフェル様はそう言い残し、その場を去って行った。
pkt「二人きりですね♡」
『そ、そうですね,,。』
早めに会話を終わらせて、トイフェル様の元へ行くミッションの開始だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウパーくん - 投稿お久しぶりで誤差います。本当に投稿ありがとう誤差います。投稿頑張ってください！ (2022年12月11日 22時) (
レス) id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - 不可能を変える事は不可能 (2022年10月26日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
しろいろ(プロフ) - 夢主さんもリーさんもw r w r dの方々も皆んな生き生きしていて本当に凄いと思います！これからも更新頑張って下さい！ (2022年10月8日 11時) (レス) @page27 id: b9b687ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
集団指導者推し🖤 - え､､､好き🖤。皆んなのキャラがしっかりと出ている‼︎ (2022年9月21日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：汝 | 作者ホームページ：https://twitter.com/shoppi_su
作成日時：2022年9月19日 20時
