・ ページ23
それを黙らせるように総統閣下様は手を叩く。
gr「落ち着け諸君。
取り敢えず証拠等を聞くまでは決定した訳では無いだろう。
チーノ、続けてくれ。」
ci「ア,,ハイ,,。」
ガオナァ様は完全に怯え切った声を絞り出し、そう言った。
ci「エ,,,エーっとデすね,,。
り、リーさんが内通者だと思われる行動は,,,,。」
ガオナァ様は一つ一つの理由を丁寧に説明していった。
・アスト様が資料室に複数回出入りしている場面が見つかった。
・自室にて誰かとの話し声が聞こえた。
・監視カメラに細工をしようとしているアスト様が見られた。
・部屋に毒物が複数見つかった。
一つ一つの威力は小さいが、複数になるとそれは現実味を帯びる物となる。
ci「以上がリーさんが内通者だと思われる行動になります。」
ガオナァ様が座ったのと同時に、アスト様が勢いよく立ち上がる。
le「わッ私はッ!!この様な事は行っておりません!!
全て誰か別の人物による偽装工作です!!」
それと同時に大きな声で自身の弁解を始めた。
情熱的な彼女の発言に反し、彼らは面倒臭そうに彼女を見ていた。
le「ど、どうしてリーを信じてくれないのですか!!
リーは皆さんと長い間を共にして来たじゃないですか!!」
アスト様が机を叩きそう言った。
彼女の目は潤んでおり、怒りか、悲しみを募らせていた。
そんな感動的状況も、彼の一言で壊される。
「喧しいねん。」
その言葉を放ったのは間違いなくヘンリー様だった。
最初から今日の会議を良く思っていなかった人物の内の一人だ。
kn「此処は会議の場や。
お前の長々とした感想なんて聞いとらん。
俺らが聞きたいんは「真偽」のみや。
意見と感想を履き違えんなクソ女が。」
ヘンリー様の行き過ぎた発言も、今の状況には相応しかった。
le「こ、コネシマ君,,。ごめんね。」
アスト様はヘンリー様に対して頭を下げる。
gr「リーもコネシマも落ち着け。
この件に関する処置は、俺とトン氏とオスマンで考えさせて貰う。
他の奴の口出しは無用だ。
それでは、解散。」
総統閣下様の言葉を聞き、皆がのそのそと会議室を出る。
私はその場に残り、泣き崩れているアスト様に近付く。
『大丈夫ですか。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「wrwrd」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウパーくん - 投稿お久しぶりで誤差います。本当に投稿ありがとう誤差います。投稿頑張ってください！ (2022年12月11日 22時) (
レス) id: a71b74aaab (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - 不可能を変える事は不可能 (2022年10月26日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
しろいろ(プロフ) - 夢主さんもリーさんもw r w r dの方々も皆んな生き生きしていて本当に凄いと思います！これからも更新頑張って下さい！ (2022年10月8日 11時) (レス) @page27 id: b9b687ffb7 (このIDを非表示/違反報告)
集団指導者推し🖤 - え､､､好き🖤。皆んなのキャラがしっかりと出ている‼︎ (2022年9月21日 22時) (レス) id: 5397191c29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：汝 | 作者ホームページ：https://twitter.com/shoppi_su
作成日時：2022年9月19日 20時
