＜ルビーの苦悩＞ ページ47
次の日。私は仕事を受け取るために書記長室に向かっていた。
此処の国も例外では無いらしく、書記長様が一番苦労人らしい。
ボンベ様から聞いた話によると、「幹部の半数が仕事をサボる」「グルッペンが脱走する」らしい。
書記長様の苦悩を御察ししてると、書記長室に着く。
総統室と違い、質素な扉の書記長室を再度、不思議に思う。
『失礼します。』
私が扉を叩き、そう言うと、中から返事がする。
扉を開き、中に入る。
そこには、脚の踏み場も無い程散らかった書類と、肘を付きながら書類を行うシュヴァイン様が居た。
tn「んぁ,,。君か,,,。」
そう言い顔を上げる彼。
彼の顔には、見るに堪えない程の隈があった。
隈が彼の苦労を分かりやすく感じさせる。
『本日より外交補佐を務めさせて頂きます。A・ハーハートです。先日の外交以来ですね。』
私の言葉に彼は、せやな。と返す。
普通だったら不愛想だと感じるその反応も、彼の状態を見ると、しょうがない物にも感じる。
彼はペンを置き、机上にある書類を纏めた。
tn「人入って来たんは嬉しいんやけどな、使えん奴やったら捨てるからな。」
『ご安心下さい。職務経験アリですから。』
私はそう言い、彼に愛想笑いをする。
tn「ん。じゃ最初から多めでええよな。はいコレ。」
そう言い渡されたのは2センチ程の高さの書類。
『多いですね。』
tn「職務経験アリなんやろ？」
『職務(外交)経験アリですから。』
tn「んな事今更言っても無駄やからな。」
彼は歪むような笑みを浮かべ、此方を見る。
それは【お前も地獄に落ちろ】と囁いて居るかの様。
総統陛下様もかなりの人でしたが、その右腕を務めるシュヴァイン様もかなりの性格の持ち主らしい。
『とてもいい性格してますね。』
tn「やろ。」
『ええとっても。』
私が一礼をして部屋から出ようとすると、彼に阻まれる。
tn「あ、ちょっと待ってくれへん？」
『承知致しました。』
彼は私に戻って来る様に言う。
書類を踏まない様に歩くのは、かなり大変だ。
tn「いやー。な？ちょっと頼みたい事あってな,,,,,。」
『何でしょうか。』
tn「部屋,,,,,片づけてくれへん？」
『拝命致しました。』
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青酸カリになったもち。 - うわーーー!!!続編ですね!!待ってます!!ウェヘヘヘッヘ…tnさぁん…いい性格ですねぇ…sypさんも…ヤンデレ…最高ですねぇ…ありがとうございますぅ…これからも体調に気をつけて頑張ってくださいね(*´∇｀*) (2022年8月29日 2時) (
レス) @page50 id: 28dab282bb (このIDを非表示/違反報告)
若草 翠(プロフ) - shpヤンデレルート､､､､！最高かよ､､､､！ (2022年8月28日 18時) (レス) @page47 id: bb83475977 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 理性のある限り譲らない。 (2022年8月24日 19時) (レス) @page24 id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 喉から手が出る程欲しい。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汝 | 作者ホームページ：http://nanzi
作成日時：2022年8月13日 12時
