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津田:「どうしたんですかー。
俺はただあげたいからチョコをあげただけですよ。
助けたのも先輩さん。
…そんな頑張り屋さんだと倒れるよ?」
優しい口調
津田さんはそう言うと私の目元に触れ涙を拭いていた。
そして、私が持っている袋を見ていった
津田:「何買ったんだ?」
貴方:「え、…あっチョコを」
津田:「あげるんだ?誰かに」
…そうじゃない
黙って涙をふいてくれている津田さんを見た
津田さんって…面倒見がいいというか
優しすぎるというか
私は袋を開けてチョコの箱を手にしていた
貴方:「あ、あの」
津田:「ん?」
貴方:「こ、これ!
美味しいんです!食べたら中からマーマーレード?なんか出てきて!柑橘系のが
サッパリしてて美味しいです。
あの、買ったものですが」
そう言って津田さんの胸に箱を当てていた
トンっと当てると津田さんはそれを手に取って箱を見ていた
津田:「これ、自分用じゃないの?」
貴方:「い、いや。その
ダメなら食べなくてもいいです!けど、それ本当に美味しいので。」
だから、と言いながらなんて伝えようかと迷っていると津田さんは私の頭に触れてきた
…あ
髪に優しく触れ頭を撫でる手
その手を私は
津田:「ありがと。」
知ってる
なのに
津田:「それじゃあこれ食べますね。」
貴方:「はい!どうぞ」
何か痛い…
その途端頭が痛くなるのを感じ頭に触れた
津田:「どうした?」
貴方:「っ、…い、」
貴方の声が耳に響いて
足に力が入らなくなりガクッと崩れ落ちた
でもそんな私の体を津田さんは支えた
津田:「おい!どうした!?」
貴方:「っだ、…」
意識が薄れゆく中何度も名前を呼ぶ声が聞こえた
その声…
好きなのかもしれません
医者:「多分ですが
思い出そうとし過ぎて負荷が出たかと」
津田:「…そうですか」
あの後すぐに病院へ
意識はない状態のまま病室へと移動された
…俺のせいやん
先輩:「狭山さんはそして」
医者:「…思い出したかどうかは」
先輩さんを呼んで二人で話を聞いたがやはり記憶が戻るかは…と皆暗い表情だった
…俺はあいつの痛みを知ってるのか?
そう考えてると看護師が一人走ってきた
看護師:「先生、狭山さんが!」
その言葉を聞いて急いで病室へ行くと
貴方:「あー!!っ、あぁ!
なんでよ!なんで!」
Aは叫びながら物を投げたり自分の腕を殴ったりしていた
…A
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綉 - 物語読みました。 物語は完結していますが。。。 その後の2人が気になります。 またパート1・パート2沢山の、いやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (3月2日 1時) (レス) @page34 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じく77のここの部分 落とされたのであれば多分嫌きっと私は貴方からは離れないのだろう。 これ正しくは多分いやきっとではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page33 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 77のここの部分 この人とずっとそばに居たい これ正しくはこの人のそばにずっと居たいではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page33 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 何度も続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 76のここの部分 そう言うと津田さんは先に言われたというな感じで私の腰に腕を回してふてくされた感じに言った これ正しくは先に言われたというような感じでではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page32 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 73のここの部分 いや、もう吹っ切ったのかもしれない これ正しくはもう吹っ切れたではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page29 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル春 | 作成日時:2018年1月14日 3時