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貴方:「…な、」
津田:「な?」
貴方:「〜っ、名前で呼ぶのはまったで
……少ーしだけ」
屈んで下さい
そう言おうとしたら津田さんは「あぁ」と呟くと私を よっと少しだけ抱き上げた
…え
ち、違う!
足をバタッと動かすと津田さんはグッと力を入れて私を見上げていた
津田:「なーにー?」
貴方:「っ〜!?
い、意地悪」
津田:「ははっ、よく言われます」
もうこの人に敵わないのは分かってるんだ
私は笑ってる津田さんの肩にグッと触れると顔を近づかせてキスをした
これでも頑張るようになったと思う
滅多にしないのにな
キスするとかほとんどこの人からだし
うぅっと言いながら考えていると津田さんが私を床に下ろした後何もしてこないことに気づいた
あれ?
顔を上げてみると口元に指を当てて隠していた
……ん?
貴方:「……あの」
津田:「滅多にしないから…ちょっと」
貴方:「…照れないで下さいよ。
私が恥ずかしいじゃないですか!」
津田:「だってAいつもはしないじゃん」
貴方:「なっ、なれて下さいよ!これからは何度だって増えていくんですから」
何を言ってるのか
言った後に恥ずかしくなり顔が赤くなるのが分かった
馬鹿じゃん私
何言ってんの!?
恥ずかしくなり頭がぐるぐるとしてきた
すると津田さんは私の頬に手を添えて笑い
津田:「顔真っ赤
もう遅いからお風呂行っておいで
ご褒美嬉しかったよ」
すぐに元に戻ってるし
でも津田さんの手はポカポカしていた
…体が熱くなるぐらい恥ずかしい事言った
頷いて急いでお風呂場に行った
貴方:「…あー、いいお湯でした」
津田:「それは良かった。
明日は仕事?」
貴方:「…昼からで」
津田:「うわーお疲れ様。
一緒に寝るか?」
貴方:「拒否権は?」
津田:「ない」
でしょうね
私はそれを聞いてクスッと笑うと津田さんに真正面から抱きついた
急に抱きついて来たので少し驚いていた
でもそれでも私の頭を撫でる手は暖かい
それが大好きなんです
津田:「どうした?甘えたさん」
貴方:「甘えたさんはそちらですねー」
津田:「ははっ、参ったー」
案外この人といると自分が素直になれる
これが結婚なのだろうか
全く分からない未来だな
抱きついたまま考えていると津田さんは私を同じように抱きしめて呟いた
津田:「これから先は長いんだ
焦らずゆっくりでいいからな」
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綉 - 物語読みました。 物語は完結していますが。。。 その後の2人が気になります。 またパート1・パート2沢山の、いやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (3月2日 1時) (レス) @page34 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 同じく77のここの部分 落とされたのであれば多分嫌きっと私は貴方からは離れないのだろう。 これ正しくは多分いやきっとではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page33 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 77のここの部分 この人とずっとそばに居たい これ正しくはこの人のそばにずっと居たいではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page33 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - 何度も続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 76のここの部分 そう言うと津田さんは先に言われたというな感じで私の腰に腕を回してふてくされた感じに言った これ正しくは先に言われたというような感じでではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page32 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
綉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 73のここの部分 いや、もう吹っ切ったのかもしれない これ正しくはもう吹っ切れたではないんでしょうか? (3月2日 1時) (レス) @page29 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル春 | 作成日時:2018年1月14日 3時