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「絶対今からの時間に食事とか肌に悪い」
「白菜増し増しなので大丈夫です」
「お前の基準白菜かよ」
材料を切る私と横で眺めている渡辺さん
少し遅めの晩御飯は鍋です。
市販の鍋のもとを入れてグツグツと煮込む。
そういえば
「あの、苦手な食べ物とかあります？」
「ある」
「なんですか？」
「トマト」
トマト
今回買った具材の中にはトマトは無いからセーフだ。
「何？俺の好き嫌い聞く前に具材買ってどうしようとか思った？」
「別にアレルギーあったら大変だなぁと」
「はいはい。素直じゃない。
俺、食えない時は食えないって言うから」
彼は少し背伸びをした。
そして、テーブルの方へ向かったのでその後ろ姿を見ていると彼が椅子に座って私の方を見てきた。
目が合うと彼は少し眉間にシワを寄せもう一度立ち上がり私の方にやってきた。
「…なんですか？」
「それ、可愛くない」
そう言うと私のおでこをツンっとする。
「……素直じゃないのはごめんなさい」
「眉間に皺よってたんだよ」
「そういう貴方も寄ってましたけど？」
「それは悪かった。ごめん」
………？
あまりの素直な謝罪で私の方が黙ってしまった。
この人が素直に謝るの滅多にない
彼の方を見ていると鍋の方からジューと音がした。
吹きこぼれたのか。
多分もう食べれる。時間も経ったし
火をすぐに消して鍋の持ち手に触れようとしたら彼が私の手を止めた。
「馬鹿っ！熱いから」
「、え、でも」
「俺が運ぶからあんたは鍋敷き持ってきて」
彼は指示を出すと手際よく鍋に触れる。
棚の上にあった鍋敷きを私は手に取りテーブルの上に置くと彼がその上に鍋を置く。
「ふきんとかで掴んでも熱っ」
皿や箸を持っていくと彼が皿を手に取りよそう。
…なんか
「はい。白菜多めがいい？」
「…あの」
「ん？」
「……なんか渡辺さんがものすごく…優しく思えるんですけど」
「思えるってなんだよ。俺、優しいし」
ははっと笑う彼は楽しそうに私を見ている。
彼の皿に触れて自分の方に引き寄せる。
「私がよそいます」
「ん。お願い」
素直で優しくて凄く
「はい」
「ありがと」
凄く甘くて
「じゃあ、いただきます」
「いただきます」
かっこよくて
「美味っ！」
「いいお出汁がきいてますね」
「うん。」
好きにしかならないよ。
明日どこ行こう
彼と一緒ならどこに行っても楽しいかもな。
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ハル春(プロフ) - よちよちさん» 返信遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます。らしく書いてあるかいまだに考える時はありますがそう言って下さりとても嬉しいです。ありがとうございます。 (12月10日 19時) (
レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
よちよち(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きがいつも気になります😆ここにでてくる翔太いいですね (10月10日 4時) (レス) @page47 id: 4e991b48a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - よちよちさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなりすみません。イメージに近いものがあると聞いて凄く嬉しく思います。これからも更新頑張っていきますね！ありがとうございます。 (8月31日 10時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
よちよち(プロフ) - 初めてコメントします。この作品面白いです。翔太くんのイメージに近い物があり、読んでて面白いです。続き楽しみにしています。 (7月2日 7時) (レス) @page32 id: 746b6e9ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 傘さん» コメントありがとうございます！初めての渡辺さんでまだ不安でいっぱいですがかっこよく書けるように頑張ります。これからも、少しずつになると思いますが更新していきますね。 (2023年3月28日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2023年3月27日 23時
