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家に帰ってあの子から渡された『救済』を読んだ。
1ページ目からまるで蓮の花が浮かぶ池にポツンっと1人立っていて
水面には波紋が広がっていて
明かりもない月明かりに照らされてるような情景が浮かんだ。
『彼女に触れることが出来たなら
僕は今にでも抑えられない気持ちを言葉にするより行動に移すだろう。
ただ、強く抱き締め彼女から僕の香りがするようにと』
なんだろう
凄い繊細な書き方してる気がする。
繊細でしなやかな言葉の中にどこか荒々しい感じもあって
作者は次の作品で名前が出たが目黒っていう作家さんだった。
…どんな体験をしたらこんな言葉が出てくるのだろうか。
俺は好きだけど言葉に出来ないな。
ソファでボーと本を片手に考える。
……新刊、買おうかな。
引き込まれる理由が分かるな。
喉が渇いたなと思いソファから立上り冷蔵庫を開けるとあまり物が入っていなかった。
……買い物忘れるぐらい俺読んでるとか馬鹿かよ
はぁーとため息をついてキッチンにもたれて考える。
…ガキじゃないんだから恋愛如きで悩むなよ
チラッと時計を見ると夜の10時だった
……してみるか
携帯を手に持ちあいつのメール画面を見る。
…なんて言う
いい話だな
そう文字を打って送信ボタンを押そうと思ったが消した。
ダメだ
しっかりあいつと向き合ってからこういうのは送ろう。
…あいつはまだふっかの事好きなんだろうか
「……なんで俺じゃないんだよ」
小さく漏れた言葉は静かに消えた。
……多分これが今の俺の本心だ。
「え、海ですか？」
「そそ。康二から誘われたんだけど
Aさんもどう？」
「でも、佐久間さんが誘われたんですよね？」
「康二も人数が多い方が楽しいからって
Aさんも来てーって言ってた」
お昼休憩中そんな話を聞いた。
食べかけのパンを片手に返答に困っていると珈琲片手に渡辺さんが帰ってきた。
「何してんの？俺の席で」
「あ！ご一緒にどうですか！」
「話聞けよ」
椅子に座る佐久間さんの肩をペシペシッと叩いた渡辺さん
佐久間さんは椅子から立ち上がり離れると渡辺さんは椅子に座って珈琲を1口飲んだ。
「誰が行くの？」
「康二と俺は確定」
「……あんたは？」
「、私は迷ってて」
「……誰が行けば参加すんの？」
「…誰と言われても。
……行くんですか？」
「あんたが行けばね」
なんでこんな会話になるかな。
少しだけ考えて私は答えた。
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ハル春(プロフ) - よちよちさん» 返信遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます。らしく書いてあるかいまだに考える時はありますがそう言って下さりとても嬉しいです。ありがとうございます。 (12月10日 19時) (
レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
よちよち(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きがいつも気になります😆ここにでてくる翔太いいですね (10月10日 4時) (レス) @page47 id: 4e991b48a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - よちよちさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなりすみません。イメージに近いものがあると聞いて凄く嬉しく思います。これからも更新頑張っていきますね！ありがとうございます。 (8月31日 10時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
よちよち(プロフ) - 初めてコメントします。この作品面白いです。翔太くんのイメージに近い物があり、読んでて面白いです。続き楽しみにしています。 (7月2日 7時) (レス) @page32 id: 746b6e9ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 傘さん» コメントありがとうございます！初めての渡辺さんでまだ不安でいっぱいですがかっこよく書けるように頑張ります。これからも、少しずつになると思いますが更新していきますね。 (2023年3月28日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2023年3月27日 23時
