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「舘さん」

「ん?」

「あの、私注文してもいいですか?」

そう声をかけると花に水やりをしていた舘さんが顔を上げて私の方を見た。


「うん。いいよ」


優しく微笑むとジョウロを邪魔にならない所に置きカウンターへ


「どんなお花?」

「緑の包み紙で

えっと、トルコキキョウやかすみ草、男性に贈る花束です。」


メモ用紙にペンを走らせる舘さん
「作る?」

「、良いんですか?」

「うん。Aさんが納得するのを作ってごらん」

納得する形を作る。

着ていたエプロンをキュッと握る。

「はい」


頷くと舘さんが凄く嬉しそうに頷いた。








お店では阿部さんへの花束を考え家に帰ると家の事をしたり
本を読んだりする。


少しヒヤッとする夏の夜だった。


あと少しで秋かもな


窓を開けて外の空気をいれるとヒヤリとした。
…阿部さん半袖だったような。

寒いよなぁ外

ソファーの下で体育座りをして外を眺めてみる。
外は車の音や色んな音がするのにこの部屋は静かだ。


静かなのに物凄く心地よい


…でもやっぱ寒いよな

モゾっと足を動かした時玄関のドアが開いた。


「ただいまー」


立ち上がって玄関の方に行くと彼は手にレジ袋を下げていた。

「おかえりなさい」

「ただいま。

A、夏限定スイーツ」


袋を渡してきたので中を見ると透明の綺麗な色したゼリーで
星型の果物が飾られていた。


「…綺麗」

「綺麗?よかった。
ご飯食べた?」


そういえば、作ったのにまだ食べてない。
…1人でご飯を食べるのはあまりしたくないんだよな


首を横に降ると彼は「待ってたんだ。ありがとう、じゃあ、ご飯食べてデザート食べよ。」と言って私の手に触れて部屋の中へと入った。





天の川かな?


花束の中に星を散りばめても綺麗だな


「阿部さん」

「ん?」


「阿部さんって星みたいで綺麗ですね」

「………ん、ん??あ、ありがとう」

「輝いていて綺麗で眩しくて」

「、Aあの、ストップ」

「…?」



急に止められたので話すのをやめたが


私何ポエムじみたことを話してるんだ?


冷静になって考えてみると恥ずかしくなってきた。

彼の方を見ると彼は少し赤くなった顔を隠して私の方を見ていた。


自分の顔も徐々に赤くなる。


「ご、ごめんなさい」


彼の手から指を解いて逃げた。


3歩彼に背を向けて歩いた時彼が私の腕を掴んで止めた


「、待って。嬉しかったから」



彼の方を振り返ると彼は私の肩に触れ抱きしめた。

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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ノωノ) (8月23日 14時) (レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます!とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます! (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます!そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね! (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです!意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2022年4月6日 2時

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