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お風呂から上がると深澤さんはちょいちょいと手招きをしていた。
傍に行くと「座って」と言って来たので彼の前に座るとタオルに触れて髪を拭いてきた。
「A、俺さリビングにいるから寝る時は寝室に行っていいからね？」
「そんなことしませんよ。あ、映画見ます？」
「話逸らすなよ。
ちゃんとした所で寝ないと風邪ひくぞ」
「…大丈夫ですよ。
それと、髪ありがとうございます」
「いえいえ。
映画俺見てもいいよ？」
深澤さんが髪にスルッと触れるので私は黙ってその感触を受け入れた。
その後2人で映画を見た。
隣に座る彼は黙って映画を見ている。
元々カーペットの上に机を置いていてカーペットの上に座ってご飯を食べたりするタイプなので椅子はない。
でも、座椅子はある為それに座って見る。
ちょうど座椅子２つあってよかった。
深澤さんは座椅子に深く座って背もたれに背を預けて画面を見ていた。
私は座椅子の上で体育座りをして画面を見る。
ふと、あと少しで終わるという時に深澤さんを見ると下を向いて眠っていた。
…そりゃあそうか朝も早かったしね。
私は立ち上がると寝室に行き毛布とかを持ってきた。
そして彼にかける。
起こさないように
そしてかけ終わると私はまた座椅子に座り少しだけ音量を小さくして映画を見た。
寒くないかな？大丈夫かな？
ていうか今暑いけど大丈夫だったかな？
眠っている彼を見るとほんと私の彼氏なのかな？と思う。
彼氏なんだよね？
いや、彼氏なんだよ
映画が終わり私はテレビの画面を消すと座椅子に深く腰かけて上を見た。
月曜日は新人研修か
私、色々動かないといけないな
…大丈夫かな
スーツどれでいこう
色んなことを考えていると少しずつ眠くなり私はそのまま眠ってしまった。
目が覚めると映画は終わっていた。
…俺寝てたな
朝方なのかカーテンの隙間から青白い光が見えた。
毛布がかけられているのを知り申し訳ないとも思った。
あぁ、俺寝んなよ
居ないであろうAの方を見ると俺はビックリして止まった。
彼女は座椅子に座ったまま眠ってた。
…何でここで寝てんの！？
あと、毛布きてないじゃん
座椅子から立ち上がり彼女の所に行くと俺は毛布をかけた。
肌に触れると少しだけ冷たい
朝は冷えるよ
彼女の肩に触れるとそのままカーペットの上に一緒に横になった。
少しだけ抱きしめた。
…もう一眠りしてもいいなこれ
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ハル春(プロフ) - アルカリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。話が長くなり移行するかもしれませんがよろしくお願いします！完結後の続編はまだ考えていませんでしたが小話みたいにするかも…です！笑。これからも更新頑張っていきますね (2020年7月6日 10時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ(プロフ) - こんにちは！この作品が更新される度にキュンキュンして、毎日読み返すぐらい大好きな作品です！これからも更新楽しみにしてます！もし、完結しても続編を希望します！笑 (2020年7月5日 10時) (レス) id: 669107a882 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！好きと言ってくださりありがとうございます。まだまだ続くと思いますがこれからもよろしくお願い致します。更新頑張っていきますね！ (2020年7月2日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品、本当に本当に大好きです！更新楽しみに待っています！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 09ゆう26さん» コメントありがとうございます。ハマって下さりとても嬉しいです。更新頻度は遅く大量更新が多いですが更新頑張っていきますね！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年6月3日 0時
