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「佐久間君起きたー？」
「起きた起きた。
いやぁ楽しかったなぁ」
「そうやな
ね、佐久間君」
「ん？」
「…あのさ、あの、ふっかさんって彼女おるん？」
「？…いないかな。
なんかあった？」
「いや、なんも…」
嘘や
佐久間君のこの目は何か知ってる時の目だ。
前から思ってた
ふっかさんはAの事好きなんちゃうか？って。
でも、話すにしてもなんて切り出せばいいのか分からなかった。
今日のバーベキューの時も見ていたが特に変化はない。
だけど、ふとした時のふっかさんがAを見る時の目は優しくて男の俺からしてもキュンってくる。
だから、佐久間君は知ってるんかなぁと思ったんやけどな。
口には出さぬが隠しているのは確かだ。
てかふっかさんが彼女いるとか聞いたことないな。
んー、もう少し知りたかったが来週からは新人研修や。
まぁまだ大学生が内定とった後にする顔合わせのようなものやけど。
これが過ぎてからじゃないと聞けないな。
…電車もちょうど見えなかったが気づいたらふっかさん隣に居たし……いや、あれは初めからあそこに座ってたんか？
ともかくここは堪えるしかないな。
おい、あの化け物
俺の今隣を歩いている康二は気づきかけてるぞ。
ちらっと携帯を見ると少し前のメールが見えた。
『今日は伏本さんと帰るわ』
同期だからこそ話せるのか
はたまた俺しか話せなかったのか
まぁある日からこいつがAさんの事を好きなんじゃって思ったら最後
『なぁ、ふっかさ
Aさんのこと好きなの？』
悩みまくった結果本人に直接聞いていた。
それは、ちょうどAさんが出張でいない期間
通りすがりにふっかに会い話している時に聞いた。
戸惑った表情を見せたあいつは直ぐに真剣な顔になり頷いた。
やっぱりな
だって、あの子いい子だもん
その日の夜久しぶりに2人だけでご飯食べに行ったら教えてくれた。
付き合ってるよって
驚いたよ
でも、本人は俺が無理矢理だからちゃんとした付き合いじゃなかったと言っていた。
何をやらかしたんだ
そう思ったが何故か聞けなくてただ黙ってふっかの話を聞いた。
その時、『まぁ、佐久間にはバレるよな』と言ってきたので謎に思ったが言うには直感で動く奴だからとしか返ってこなかった。
どうして好きなのに自信を持てないのかな？
どうして素直に話さないのかな
大人になっても恋愛って難しいんだな。
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ハル春(プロフ) - アルカリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。話が長くなり移行するかもしれませんがよろしくお願いします！完結後の続編はまだ考えていませんでしたが小話みたいにするかも…です！笑。これからも更新頑張っていきますね (2020年7月6日 10時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ(プロフ) - こんにちは！この作品が更新される度にキュンキュンして、毎日読み返すぐらい大好きな作品です！これからも更新楽しみにしてます！もし、完結しても続編を希望します！笑 (2020年7月5日 10時) (レス) id: 669107a882 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！好きと言ってくださりありがとうございます。まだまだ続くと思いますがこれからもよろしくお願い致します。更新頑張っていきますね！ (2020年7月2日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品、本当に本当に大好きです！更新楽しみに待っています！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 09ゆう26さん» コメントありがとうございます。ハマって下さりとても嬉しいです。更新頻度は遅く大量更新が多いですが更新頑張っていきますね！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年6月3日 0時
