検索窓
今日:9 hit、昨日:220 hit、合計:1,443,202 hit

51 ページ2

具材を切る私と焼く向井先輩に


「ふっかー、水鉄砲凄いよ」

「最近の水鉄砲は性能いいなぁ」


水鉄砲で遊ぶ2人



肉を食べやすい大きさに切り向井先輩が焼いていく。

ジューと良い音が聞こえてお腹がなりそう。


「Aは良いお嫁さんになるで」

「え?」

「ちゃーんと食べやすい大きさに切ってるし
包丁も上手いからさ」

「向井先輩も上手ですよね?」

「えぇ、俺は下手やで?
Aが彼女の人とかええなぁって思ったわ」

「先輩褒めすぎですよ。

あ、次から野菜が来ますからね」


「了解」



向井先輩は肉を並べていった。


私は玉ねぎを手に取り皮を向いて包丁で切っていった。


ザクザクと音を立てる。


今だから思うが深澤さんになんて伝えたらいいのかな。

どうすれば


「A?」

「はい?」

「ちょ、涙めっちゃ出てるで
玉ねぎ一回切るのやめてみ」

手を止め向井先輩の方を向くと向井先輩が私にタオルを渡してきた。


「すみません。ありがとうございます」


「代わろうか?」


「いえ、あの、すぐ止まると思いますが、目にしみて」

タオルで目を隠して止めようとしていると後ろから肩に触れる感触があった。


「どうした?」

「あ、ふっかさん。

玉ねぎが目にしみたらしくて」

「あらら
伏本さん、こっち向いて」


深澤さんの声だ。


体を後ろに向かされてタオルに触れてきた。


目を開けると彼と目が合った。

…あ


「玉ねぎってきついもんな。

…止まるまで休んどいて。俺が代わりに切るし」

「そんな悪いですよ。」

「大丈夫。包丁は俺も使える」


深澤さんはそう言うと私の肩を押して近くのシートの上に座らせた。


止まれー


目をタオルで隠してじっとしていると水鉄砲を持った佐久間先輩が来た。


「大丈夫?」

「先輩、玉ねぎ恐ろしいですね。

あ、ピーマンあるので大丈夫ですよ」

「玉ねぎはなぁ冷やせばいいらしいよ。
そして、ありがとピーマンであります」

「どういたしまして」


佐久間先輩は隣に座り色んなお話をしてきた。


先輩との話は楽しい

それは初めて会った時もそうだった。


そして、残りの2人は


「ふっかさん上手?ですね」

「おい、なんだよ。その疑問」

「いや、さっきAのを見たあとなんで」

「一応もう大人なんで使えるんですが?」

「あ、ふっかさん次はピーマンですよ」

「おい無視すんなよ」


あっちはあっちで楽しそうだからいいか

52→←50



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1013 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4245人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハル春(プロフ) - アルカリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。話が長くなり移行するかもしれませんがよろしくお願いします!完結後の続編はまだ考えていませんでしたが小話みたいにするかも…です!笑。これからも更新頑張っていきますね (2020年7月6日 10時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ(プロフ) - こんにちは!この作品が更新される度にキュンキュンして、毎日読み返すぐらい大好きな作品です!これからも更新楽しみにしてます!もし、完結しても続編を希望します!笑 (2020年7月5日 10時) (レス) id: 669107a882 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!好きと言ってくださりありがとうございます。まだまだ続くと思いますがこれからもよろしくお願い致します。更新頑張っていきますね! (2020年7月2日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品、本当に本当に大好きです!更新楽しみに待っています! (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 09ゆう26さん» コメントありがとうございます。ハマって下さりとても嬉しいです。更新頻度は遅く大量更新が多いですが更新頑張っていきますね! (2020年6月28日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハル春 | 作成日時:2020年6月3日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。