そうだ、遊園地に行こう。,4 ページ33
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「あースッキリしたぁ!!」
伊藤「やっぱジェットコースターは楽しいね」
三橋「お前ら体力化け物だろ……」
本日七本目となるジェットコースターを終え、
時刻は夜に向かおうとしてる。
お兄ちゃんはニコニコしてるけど、
三橋さんはどこかぐったりしてるみたい。
前半のお化け屋敷でずいぶんバテてたもんなぁ……。
そう考えていると、園内に放送で
夜のショーの連絡が聞こえてきた。
「時間も時間だし、このショー見たら帰る?」
伊藤「そうだね」
「三橋さん歩けますか?」
三橋「……おう」
私達は人だかりの隙間を見つけて、
なんやかんや特等席をゲット。
三橋「こういうのは滅多に見ねぇわ」
「私もです。この時間帯は乗り物が空くので……」
三橋「ほんっとアクティブだな」
伊藤「A、見える?」
「うん。背伸びしたらなんとか」
伊藤「疲れたら俺の腕掴んで良いからな」
「ありがとう、お兄ちゃん」
三橋「……けっ、仲良しな兄妹だこと」
そうしているうちに
突然、大きな花火がうち上がり、
湖に遊園地のキャラクターが船に乗って登場。
会場は大盛り上がりだ。
「凄い綺麗……」
青白いライトや、ピンクのライト。
混ざりあったり、離れたり。
音に合わせて水が変化したり、
本当に綺麗だった。
伊藤「そろそろか?」
三橋「だな」
「??」
急にコソコソと私の頭上で話し合う二人。
なんだろうと思ってたら、
目の前に二つのぬいぐるみがぽんっと現れる。
「えっ?!」
伊藤「今日はAのお陰でタダで遊べたからね」
三橋「そのお礼というやつだよ。
お前、さっきお土産コーナーでめっちゃ
ガン見してただろ」
「い、良いんですか……?!」
伊藤「当たり前だろ〜?」
三橋「俺はこんなもん要らねぇし」
「ありがとうございます……っ!!」
しかもそのぬいぐるみたちは
今年の冬限定のデザインの衣装を着てるやつだ。
かなり人気だったし、諦めていたから……。
「……どうしよ、嬉しくて泣きそう…………」
伊藤「ショー見なきゃ!」
三橋「落とすんじゃねーよ、それ」
「ううぅ〜……お兄ちゃんはともかく
三橋さんが優しいのが不気味ぃ〜……」
三橋「おいっ!!」
湖が再び鮮やかに彩られ、
ジョーはクライマックスへ入っていく。
私は二人に挟まれながら、
二つのぬいぐるみをしっかり抱き締めた。
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不意打ちは泣きます
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Mia - 三橋と妹ちゃんのキスシーンの絵が欲しいです！ (2019年1月26日 16時) (
レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - manaさん» ありがとうございます((T_T))でも神じゃないですよ！修行中の身であります(*´-`) (2018年12月10日 22時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 神かよ…絵上手すぎじゃないですか！？ (2018年12月9日 14時) (レス) id: 9204f626b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 更紗さん» 了解です！リクエストありがとうございます(*´∀｀)続編で書かせていただきます！！ (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なーなーさん» ありがとうございます(*´∀｀)こじらせた愛な感じが私も好きなんですよね笑笑あまり書かない雰囲気なので楽しかったです(#^^#) (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年11月20日 21時
