もっふもふにしてやんよ！！,2 ページ24
.
最悪だ……。
私は商店街の中をテンション駄々下がりで歩いてる。
もっと確認しておくべきだった。
あのオッサンがまともなものを渡すわけがない。
「わぅ……」
ため息もワンコなんだ……。
ぶっちゃけ、私は犬が好きではない。
小型犬ならまだ良いんだけど、
小さい頃に大型犬に追いかけられたことが
トラウマなのだ。
オッサンいわく、私の洋服はコインロッカーの
中にいれてあるらしい。
とりあえず効果が切れるまでは
ひっそり暮らしていよう。
あーでもなんかめちゃくちゃ色んな匂いがする。
犬って毎日こんな生活してんの?
酔わないのかな……。
するとその時、
頭上から聞き覚えのある声がした。
片桐「なんでこんなところに犬が……?」
「わうっ!」
片桐さん!
私は嬉しさを表現するべく、
手足をぴょこぴょこさせた。
片桐さんの後ろには開久さんたちが
興味津々の様子で私を見ている。
「わんっ! わうっ、わぉん!」
片桐「はは、なんだお前。元気いいな」
片桐さんが笑ったーっ?!
すごいよ犬の力。
あの開久トップである片桐さんを
優しい笑顔にしてしまったよ!!
というか片桐さん、こんな風に笑うんだなぁ。
片桐「俺が怖くねぇのか、お前」
「わん!」
片桐「そーか。……アイツみてぇだな」
わしゃわしゃわしゃ。
片桐さんに頭を撫でられる。
なにこれぇ……癖になりそぅ……
片桐「可愛いな。気持ち良さそうな顔しやがって」
「わ、わぅっ?!」
片桐「犬撫でんのは久々だ」
か、可愛いって言われた……
………ん?
もしかして、可愛がられるってこういうこと?
と、色々考えてたら「っよ」と片桐さんに
抱き抱えられてしまう。
分厚い胸板と大きな手。
この安心感はすごいわ……。
オトン感が半端じゃない………。
片桐「人懐っこいやつだな」
「わふぅ……」
片桐「ふっ……」
わしゃわしゃわしゃ。
最高に気持ちよくて寝そう。
犬になるのも悪くないかも。
片桐「って、こんなことしてる場合じゃねぇな。
じゃぁな犬。気を付けろよ」
「くぅぅん……」
片桐「んな声出してもダメだ」
ちぇ。
私は下ろしてもらったあと、
片桐さんたちがいなくなるまで座って見送ることにした。
.
ワンコ×片桐さん。
……やべぇ。
私がやべぇ。
書いててやばかった。
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Mia - 三橋と妹ちゃんのキスシーンの絵が欲しいです！ (2019年1月26日 16時) (
レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - manaさん» ありがとうございます((T_T))でも神じゃないですよ！修行中の身であります(*´-`) (2018年12月10日 22時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 神かよ…絵上手すぎじゃないですか！？ (2018年12月9日 14時) (レス) id: 9204f626b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 更紗さん» 了解です！リクエストありがとうございます(*´∀｀)続編で書かせていただきます！！ (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なーなーさん» ありがとうございます(*´∀｀)こじらせた愛な感じが私も好きなんですよね笑笑あまり書かない雰囲気なので楽しかったです(#^^#) (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年11月20日 21時
