もっふもふにしてやんよ!!,1 ページ23
※リクエストのお話じゃないお話を挟みます。
.
占「そこのお嬢さん」
「出たな顔でかオッサン」
朝の商店街。
シャッターの閉まったお店の前で
またまたあのエセ占い師モドキが
私を手招きしていたので、
持っていたネギを投げつけてやった。
占「痛いッ!!ネギを投げつけないで!!」
「今度は何のようですか。この間の薬をまたくれるんですか」
占「気に入ってくてれてたのね。
しかーし!!今回ご紹介する商品は違いますッ!!」
「はぁ?」
占「お嬢さんちょっと、ちょーっとオジサンに当たり強かないかな、強いと思うな僕は」
などとボソボソ言いながら
袖の中に手を突っ込み、
前と似たような形状の瓶を取り出した。
「また飲料水ですか」
占「んーん、今回は香水タイプ」
「ほぉ」
占「これはね、好きな人にむちゃくちゃ可愛がられるようになる香水なの」
な ん だ っ て ?
「おいくらですか」
占「ふふふ!前回間違った説明をしちゃったので、タダですふふふ!!」
「……なんと!貴方は神か」
占「じゃぁさっそく吹き掛けます?」
「あ、何時間くらい持つのか教えて下さい」
占「だいたい半日かな。
あ、洋服のことは気にしなくていいからね」
……なんで今洋服の話になったの?
と、聞こうと思った瞬間、
シュッと香水をかけられた。
と言ってもあまり匂いがしない。
……無臭なのかな。
そんなので効果があるとは……。
占「目ぇ開けてみー」
「………っ?!」
エセ占い師に言われて目を開けたら、
私は正座している占い師の膝くらいの
視線で倒れていた。
いや、立ってる。
でも直立してない。
………なんだこれ、ものすごい色んな匂いが
脳にぶちこまれてくる。
エセ占い師は軽々と私を持ち上げて
目線を合わせてきた。
オッサンの顔がさらに大きく見える。
どうなってるのこれ………?!
占「どうやら成功みたいだね。
『モフモフエッセンス』」
「わぅ……?」
“わぅ”?
え、まってやだ、嫌な予感がめちゃくちゃした。
犬の鳴き声がものすっごい
近くで聞こえたもん。
占「ポメラニアンかぁ、まぁお似合いですね〜」
「わうわうっわうわう!!!」
占「こらこらー吠えないのー。メッ!!」
………犬になってしまった?!
.
可愛がられるの回。
今日ポメラニアンと戯れたからとか
そんな理由じゃないし←
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Mia - 三橋と妹ちゃんのキスシーンの絵が欲しいです! (2019年1月26日 16時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - manaさん» ありがとうございます((T_T))でも神じゃないですよ!修行中の身であります(*´-`) (2018年12月10日 22時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 神かよ…絵上手すぎじゃないですか!? (2018年12月9日 14時) (レス) id: 9204f626b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 更紗さん» 了解です!リクエストありがとうございます(*´∀`)続編で書かせていただきます!! (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なーなーさん» ありがとうございます(*´∀`)こじらせた愛な感じが私も好きなんですよね笑笑あまり書かない雰囲気なので楽しかったです(#^^#) (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神室紫雨 | 作成日時:2018年11月20日 21時