もしも君が彼氏なら,2 ページ2
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▽紅野さんの場合
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待ち合わせの渋谷駅。
五分前に着いてみれば、
緊張しながら一人でそわそわしてる俺の彼女の姿が。
……ふむ。ミニスカ。悪くない。
「!」
紅野「ありゃ、見つかっちゃったか」
「いたなら声かけてくださいよ……」
紅野「ごめんごめん。そわそわしてる彼女が可愛くて」
ほら、すぐ顔赤くする。
付き合う前は塩対応だったくせに。
ほんとギャップの振り幅激しいよね。
俺が言えねぇか。
「ねぇねぇ、富夫さん」
紅野「こーら。その名前で呼んじゃだめでしょ」
「なんで呼んじゃだめなんですか?
私は下の名前で呼ばれてるのに」
紅野「色々よろしくないの。はい。手、繋ご?」
だけどAちゃんはむぅっと口を
尖らせて手を繋ごうとしてこない。
頑固というか意地っ張りというか。
紅野「……手は繋がないのね」
「っ! いや、あの」
紅野「あーあ。紅野サン寂しいな〜」
手をプラプラさせながら先に歩き始めると、
腕にしがみついてくる小さな手。
それが可愛いのなんので。
俺はベタ惚れな訳でして。
紅野「繋ぐの?」
「……うん」
紅野「そっか」
腕にしがみついてきてる手を一度離して、
しっかり手を握れば遠慮がちに握り返してくる。
あー……ほんと可愛い。
週に一度のデートの日。
何をするかは決まってないけど、
待ち合わせする場所は前日に電話して決めている。
もともと東京に興味津々な彼女なので
だいたいがこっちの方で遊ぶんだけどね。
紅野「ほんっと帰したくないなぁ」
「まだ午前中ですよ」
紅野「どーせあっという間なんだもん」
「だって明日学校ですし……」
紅野「知ってる。だから、今日はAちゃんをいっぱい補充する」
「電池みたい」
紅野「ほんとね」
ふわっと笑って嬉しそう。
そんな彼女を見て、早くも幸せ気分。
「紅野さん、モテモテだからちょっと不安です」
紅野「あらそーなの?」
「だって……」
紅野「俺はAちゃんしか見えてないのに」
「……」
紅野「ふは、真っ赤だよ」
「ぅ、うっさいです」
恥ずかしがる可愛い可愛い俺の彼女。
……まだまだ俺は、ハマりそうだなぁ。
「なんで笑ってるんですか?」
紅野「んー……内緒」
.
ツンデレ彼女×独占彼氏
.
・三橋にゾッコンじゃない主人公ちゃん。
・伊藤さんどうしよう。
今、二つの過ちに気づきました……
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Mia - 三橋と妹ちゃんのキスシーンの絵が欲しいです！ (2019年1月26日 16時) (
レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - manaさん» ありがとうございます((T_T))でも神じゃないですよ！修行中の身であります(*´-`) (2018年12月10日 22時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
mana - 神かよ…絵上手すぎじゃないですか！？ (2018年12月9日 14時) (レス) id: 9204f626b9 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - 更紗さん» 了解です！リクエストありがとうございます(*´∀｀)続編で書かせていただきます！！ (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨(プロフ) - なーなーさん» ありがとうございます(*´∀｀)こじらせた愛な感じが私も好きなんですよね笑笑あまり書かない雰囲気なので楽しかったです(#^^#) (2018年12月6日 15時) (レス) id: b7016d0be3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神室紫雨
| 作成日時：2018年11月20日 21時
