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翌日。
隣の家にいるはずの翔太君を待つ。
数分経っても翔太君は出てこなかった。
変だな。チャイムを押さなくても出てくるのに。
10分後、流石に可笑しく感じてチャイムを押す。
「………?」
…出てこない。反応すらないってことは……家にいないってこと?
しかも人がいる気配すらしない。
……先学校行ったんかな。
なら連絡ぐらいしてくれてもええのに。
渋々1人で学校へ行った。
朝のことをぐるぐると考えているとあっという間に休み時間。
そんな時、教室の入口から俺を呼ぶ声が聞こえた。
「……康二っ!」
「、ふっかさん!どうしたんすか?」
「いやぁー実はさー、翔太まだ来てないんだよ。誰も連絡来てないし、康二なら何か聞いてるかなってさ」
翔太君……学校来てへんの?
何かあったんかな。
「………いや、聞いてないですけど…。
来てないんですか?」
「うん。一応欠席になってるんだけど、、連絡ぐらいしてくれたって良いよな〜?」
……モヤモヤする。
もしどこかで事故にでも遭ってたら?
誰かに誘拐されたりとか?
…具合悪くて倒れる、とか?
翔太君が学校に来ないこともたまにある。
そこまで可笑しいことじゃないけど、俺にとっては大事のようで気が気じゃない。
どこにいるの?
…授業なんて受けられる余裕は無い。
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らんか(プロフ) - とっても素敵なお話でした!こじ受大好きなんで、これからもたのしみにしています(^^) (2020年6月23日 21時) (レス) id: 5ad4a06cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:叶 実 . | 作者ホームページ:https://twitter.com/hokuto_koji621?s=09
作成日時:2020年6月2日 20時