situation (ページ23)

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「今度は何するー？
アニメでも良いけど…康二疲れてない？」

「俺は全然！それこそ、
さっくんは他にしたいことないん？」

「俺ー？…特にないかな～」

お酒呑みたいなとも思ったけど、明日もお互い仕事があるし、やらかしたくないから言わないでおいた。

テレビを眺めバラエティーで笑って。

「……なぁ、さっくん」

「んー？」

「いや、なんでもない」

隣に座る康二は
何度も何度もそれを繰り返した。

それをスルーしてしまったからなのか、それとも、普段とは違ってスキンシップをしなかったからなのか。

でも間違いなく俺のせい。

「お風呂先入ってきなよ」

「っ、……一緒に入らんの？」

「えっ？あっ、ああ良いよ。
じゃ準備しててー」

「いやっ！やっぱええわ。
俺1人で入ってくる」

康二からそーいうこと
言ってくるの珍しいなぁ。

ビックリして数秒言葉を詰まらせたのを
〝嫌〟という反応だと感じたのか

お風呂場に行ってしまった。

……そのままにしといた方が良いのかなぁー。

後を追って俺も入るとか？

お風呂は流石に1人の方が良いか。

そして康二が上がるまで
俺は服を用意しソファーに座った。