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それからというもの、
康二の反応は少し変だった。
何を聞いても上の空。そして無言が多い。
「どうしたの?」
「…いいや?何もあらへんよ」
そうやって誤魔化すから聞く意味がない。
元気がないのかと考えてその場を盛り上げるようなことをしたり、違うアニメを見たりした。
「あっ、何か食べようよ!
お腹空いてこない?」
「……おん、食べよう」
よしっ!この俺が康二の為に
とっておきの作ってやるー!!
「たくま君!料理…俺やるで??」
「大丈夫!あっ、もしかして手伝ってくれる感じ?じゃあ一緒に作ろーうっ!」
「あっ……そう、やな(笑)」
とは言ったものの、俺全然自炊しないから
ヤバいってぐらい不味くなりそう。
でもでも!康二が手伝ってくれるんだし!
2人で料理とかめちゃ恋人っぽなくない??
「「いただきます!」」
「……どうどう?旨い?」
「………んー!旨いで!このオムライスほんまに旨い!さっくんもはよ食べ!」
結果、作ったのはオムライス。
簡単?俺にとっては大変だった。
康二の言う通り、美味しかった。
んー、、やっぱり2人だと何もかも最高だねっ!
「今日はさっくん家泊まってもええ?」
「えっ、泊まるの?てっきり帰るのかと…」
「駄目、やった?だったら帰るねんけど」
「いやもう全然OKよ!分かった!
着替えとか用意しとくねー!」
今日は泊まりかぁー。
ベッドに入っても康二といられるなんて
やっぱり最高。
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らんか(プロフ) - とっても素敵なお話でした!こじ受大好きなんで、これからもたのしみにしています(^^) (2020年6月23日 21時) (レス) id: 5ad4a06cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:叶 実 . | 作者ホームページ:https://twitter.com/hokuto_koji621?s=09
作成日時:2020年6月2日 20時