13話 ページ15
「…なんですか？」
ため息をついたと思えばその場にしゃがみ込む参謀総長さん。
声を掛けても微動だにしない彼を不思議に思い、同じ様にしゃがみ込む。
「いつ言った？」
「はい？」
「俺が、いつお前のこと嫌いだって言ったんだよ」
そう言って、顔を上げる総長さん。その瞳は真っ直ぐにこちらを見ている。
「初めから顔にそう書いてありましたよ。」
私は思っていた、というか事実をそう述べると総長さんはまた大きくため息。
「それ、お前の勘違い。俺はお前が好きなの、だからお前のことを優先した」
"好き"の二文字に私は過去のサボを重ねる。
『お前が俺を嫌いでも、俺はお前が好きだ！だからお前が危ねぇ時は一番に守ってやる！』
歯抜けの子供のした約束のようなものだ。それをずっと信じてた。だから、海賊に攫われそうになった時、真っ先に言葉として出たのだ。ルフィでもない、エースでもない、あなたの名前が。
『助けて！サボぉ！』
そんな事を思い出して胸がチクリと痛む。
「それは、幻覚ですよ、総長さん。貴方が私を好きになるはずがないんです」
「は？」
「おやすみなさい。私は部屋に帰ります。助けてくれたことは感謝してます」
口早にそう言って、立ち上がり、部屋を出る。そのまま自身の部屋に向かう道中、どうしてもあの日のサボの言葉が頭から抜けなかった。
『俺は何度でもお前に伝えてやる！好きだ！お前が頷くまで何度でも言ってやるからな！』
続く (更新停止中)
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茉夜(プロフ) - 星猫さん» いえいえ、期待に添えずすみませんでした。 (2021年9月10日 22時) (
レス) id: 0f7d530f06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - こちらこそすみません。頑張って下さいね！応援しますね！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
茉夜(プロフ) - 星猫さん» ポケモンはゲームボーイ時代の物をやっていたのみなので剣盾は名前しか知らないですね…汗イナズマイレブンは1期(あってるかは分かりませんが)を昔アニメで見てたくらいですね。合作するものにもよりますね…申し訳無いのですが合作をした事も無いので…汗 (2021年9月10日 22時) (レス) id: 0f7d530f06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ポケモンの剣盾とイナズマイレブンは知ってます？後、一緒に合作しませんか？ (2021年9月10日 22時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
茉夜(プロフ) - 星猫さん» 知ってるアニメですか？そうですね…長くなるので、本編の方に書きますね(^^)そちらを見てみてください! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 0f7d530f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉夜 | 作成日時：2021年6月19日 16時
