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「帰りたい。」
「なあんでよ！体育祭だよ？楽しもうぜ！」
「そうそう！」
ハチマキもしっかり巻いて、準備万端な2人。
そんな2人を見て、また溜息が出る。
森本くんなんて袖まくってるし。
「そういや今日購買にアイス来るじゃん！」
「あ、じゃあ俺が買ってやるよ。」
「え、本当？」
「おう。だから頑張ろうぜ？な？」
「…うん。」
「ん、じゃあ行くぞ！」
「絶対勝つ！」
頭に手を置かれ、そのまま歩き出すジェシーくん。
ジェシーくんは意識してこういうことしないってことも、ジェシーくんに好きな人がいるってことも分かってるけど、勘違いしそうになる私の頭は相当めでたい。
現に今、めっちゃ体育祭で活躍できる気がしてきたもん。
しっかり日焼け対策をして、グラウンドに出るとある程度の生徒は揃っていた。
森本くんは他の子と話してるし、特にすることも無く辺りをキョロキョロしているとピンク頭の人と目が合ってしまった。
というか、ガン見されてた。
私と目が合ったことに気づいた樹くんは、笑いながら大きく私に手を振ってきた。
やめろやめろ、あんたのファンになに言われるか分かんないじゃんと心で念じながら全力で他人のフリ。
「あれ、樹めっちゃ手振ってるじゃん。
俺もやろ。」
樹くんに手を振り返した森本くん。
「…あれ、お前じゃねえって顔されたんだけど。」
「知り合いなの？」
「うん。前見つけたカフェでバイトしてて、仲良くなった！」
え？
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
