体育祭と拒否反応 ページ45
「Aー、出てこいよ。」
「頭痛い。行けない。」
「嘘つけ。」
無理やりドアを開けて入ってきた北斗。
いつもなら私より先に行くのに、今日に限って私を呼ぶのは今日が私が何より嫌がる体育祭だから。
ドア越しでさえニヤついてる顔が想像できたのに、入ってきた北斗はもっとニヤついていた。
自分は運動出来るからって、腹立つなあ。
「ちゃんと着替えてんじゃん。去年はパジャマだったのに。」
それは、だって、ジェシーくんがいるから。
競技に出るのは死ぬほど嫌だけど、かっこいいところみたいから。
一応着替えてみたはいいけど、やっぱり行きたくない。
「無理やり連れてくからな？」
「え、ちょ、」
私のお腹に肩を入れ、持ち上げる北斗。
「ね、パンツ見えるから！降ろして！」
「誰もお前のパンツなんか見てねーよ。
つかこうでもしないと行かないじゃん。」
軽々と階段を降りていき、そのまま外へ出る。
そして自転車に乗せられ、北斗も跨った。
私の意見なんて全無視で自転車を漕ぎ出したあたりでもう諦めた。
前のカゴには私と北斗2人分のリュックが入ってて、何でこういう時だけちゃんとしてるんだと溜息が出る。
「なあ、始まる前から溜息とかやめろよ。」
「もう知らない。」
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
