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いつもなら優しく開けるドアも、いまばかりは乱暴に開けてしまう。
何事かと思うほどの音を立てて開いたドアを、中にいた優吾くんと大我ちゃんは見つめていた。
そしてさらにその犯人が私だと分かると、怪訝そうな顔つきになる。
「ここおいで、A。」
「どうしたのー。」
北斗といると言い合いになることが多いし、樹くんといるとうるさい。
けどこの2人に流れる空気感はフワフワとしていて、北斗よりお兄ちゃん感があって心地よい。
カウンターに座る大我ちゃんの横に座り、優吾くんが出してくれた水をイッキ飲みする。
おー、と拍手をする大我ちゃん。
若干引いてる優吾くん。
「…うう、」
そして、いまにも溢れそうになる涙を堪えてとっても不細工な顔になっているであろう私。
「ええ、Aなんで泣いてんの。」
「泣いて、ないっ」
「そうだぞ、こーち。
泣きそうになってんだよ。」
「一緒だろ。」
ついに溢れた涙をどうにか隠そうと机に伏せると、肩に手が乗った。
「A、大我ちゃんがその原因当ててあげよっか。」
目だけを上げて本人を見ると、大我ちゃんは自信ありげに腕を組み掛けてもない眼鏡のブリッジを上げる仕草を見せた。
「…A、ジェシーのことで悩んでるでしょ。」
「えっ」
ちょっと待って。
なんで大我ちゃんがジェシーくんのこと知ってんの？
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さやか - 更新楽しみにしてます！！今一番大好きな小説です！次の展開が楽しみです！！！ (2020年3月11日 3時) (
レス) id: c6815205a2 (このIDを非表示/違反報告)
しちみ - 毎日投稿されるのを楽しみにしてます！！ (2020年3月7日 1時) (レス) id: 50d56e7659 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - まるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - sachiko88さん» ありがとうございます！ (2020年3月2日 19時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト x他1人 | 作成日時：2020年2月2日 21時
